フェ○チオ北海道

新人監督・苅谷文が、巨匠・平野勝之を追いかける期間限定ドキュメンタリー。

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おやすみ、東京

20050910181806


で、誰が今日、飛行機に乗るって?
そんな情報、わざわざ公開するわけなかろう。
旅中、オレを追いかけて張り込んでた連中、ご苦労であった。
気付いてないとでも思っているのかね。オイラはそうそう捕まらないぜ。

んでも、今回の旅のコンセプトは「追いかける」ということだったので、オイラを追いかけた奴は、それはそれで正しい楽しみ方なのかもしれない。
そう思ったので、最後まで「追いかける」を身をもって体感できるよう提供してあげました。
だけど、言っておくけどね、基本的には、リアルでそうゆうことしちゃダメですよ。こっちは虚構の中で遊んでるだけなので、キミらの現実と一緒にされちゃ、たまらんです。そうゆう分別はつけてね。マジで頼むわ。

当然だが、オイラは今日、飛行機には乗っていない。
嘘は嘘ですと、その都度書かなくてはな。なんてったって、ドキュメントだからな。うんうん。



そんなわけで、平野氏とは既に答え合わせをしてある。
なんと、今回、オイラは本人より長い距離を走っていたらしい。
平野氏の走行距離は、約1000キロ。オイラは約1600キロ。
ワオ!

そして、オイラの推理や、周りの人たちの平野分析が、てんで外れていたことが判明。
特に、平野氏と15年来の付き合いのある方からの助言を頂いていたのだが、その人の平野分析が大ハズレしていたことに笑った。
いやはや、ヒトがいかに先入観を持ってヒトをみているか、というのが身に染みてわかった瞬間でした。
本人のことは本人にしかわからんよ。
他人が考える他人というのは、虚像であって、実像とは結びつかないものだ。
当たり前のことなのに、今ごろ痛感。
もう、この先、人の噂というものを信じることはないだろう。


あと、オイラが全然日焼けしてないのに、みんな驚いてた。
自分自身では、確実に焼けたのがわかるんだけどね。
端から見ると変わってないみたいだ。
真っ白キープ!
めでたしめでたし、ということで。


で、今、オイラの部屋には、旅先から送り返していた荷物が放置されている。
「いざという時のため」と思い、揃えたアウトドア用品の数々…
今後、これらを使う日は訪れるのだろうか……
いや、人生は何が起こるかわからん。
オイラ自身、東京に出てきた当初は、まさかこんな旅をすることになろうとは、夢にも思ってもいなかったんだから。
売り飛ばそうとも思ったが、やはり「いざという時のため」に取って置くことにしよう。


さて、恐ろしい本数のテープを受け取ったところで、今はただ眠りたい。
明日からまた、モニター越しにこの旅を反芻する日々が続くのだ。

公開をお楽しみに。




―おわり―

さよなら、北海道

えーと、リアルタイムの記述です。
台風で足止め食らって、まだ北海道から出られないでやんの。
おかげで日記をまとめてポチポチ打てる時間が取れてよかったけど。
そろそろ帰らないと、マジでやばい。

今、道内の某所にいる。
帰りの飛行機が決まった。9月10日、稚内空港より、羽田に発つ。

んなわけで、キミたち、オレを見送りませんか?&出迎えませんか?

このブログを、一体どれだけの人が見ているのかは知らんが、疎遠だった友達から「お前、なにやってんのよ」っていきなり連絡が来るくらいだから、結構な人が見ているはずだと思う。なにせ、少女単体のホームページは、今や高アクセスサイト?になってしまったことだしな。思えば、開設当初、ホームページの作り方さえ知らんかったので、友達に文章をアップしてもらっていたものだ。そんな頃に比べると、オイラも随分成長したなぁ。ま、今でもチンプンカンプンなことばっかりですけどね。ハハ。

一人二人来てたら、特別に土産話を聞かせてあげよう。
それ以上多い場合は、たぶん無視する。いや、しないかも。わからん。そんときの気分だね。

あっ!そういえば、北海道専用メールっての、設置したんだった!結局アレ、一回もチェックしてなかった!忘れてたよ!いや、それ以前にチェックの仕方がイマイチわからんのだった。教えてもらったけど、活用できず。すまんね、ベイビー。まあいいや。闇に葬ろっと。


そんじゃ、バーイ!
北海道にはもう二度とこねーよ!

台風がすごい(リアル)

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9月3日

ルート:稚内→(フェリー)→礼文島・香深→スコトン岬(往復+途中で道間違える)
走行距離:約65キロ

上記のルートを見ればわかる通りだ。
スコトン岬まで行った。
日本の最北端。
ついて出た言葉は「バッカみたい」。

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9月4日

礼文島にて。

オチをつける。
撮影は終わった。



以上。


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あのね、もうね、「バカみたい」しか言うことないんだわ。マジで。スコトン岬、バカみたい。あのね、全然大したことないっすよ、こんなもん。なんだかんだで、トータル1800キロくらい走ったけど、だから何だって感じです。くだらんよ。ほんと。帰ろ帰ろ。ホイサッサー。

というわけで、礼文島で何があったのかは、書かない。
当然、オチも明かさない。
だいたい、こんなところでオチを書いてどうなる。編集するってーのに。


このブログのオチは、「M君が平野さんを発見しました」ってことで蹴りをつけておく。当然、作品上はそうじゃないけどね、たぶんね。イイ人に発見されてよかったじゃないか。うんうん。でもね、別にオイラはM君に対して、特別な感情はないよ。旅先では、親切にしてくれた人=いい人って法律があるんだろ。まったくの錯覚だ。お世話になった方々には、心底感謝はしているが、それ以上は何もない。そろそろ、オレもリアルモードに戻る。クスリ切れだ。

んなわけで、オイラはまだ北海道にいる。
台風の動きやら、なんやら、諸々の事情でボヤボヤしていたら、帰る前にこっちに上陸しちまったーい。早く東京に戻りたいのに!足止め食らったぜ!まあいい。オチはもう済んだ。あとはこの台風が一過するのを待つだけだ。ちょうどいい。遅いバカンスを楽しもう。ここは東京でもない、北海道でもない。外は嵐で、オイラは部屋の中にいる。うん、これだな。オイラ、こうしているのが一番好きだ。晴れも、台風も、朝も、夜も、カンケーない。カンケーないのさ。


衆議院選挙までには、帰ろう。

本当に平野勝之を発見しました!

9月2日…夜

稚内フェリー乗り場近くのホテルにチェックイン。時刻は21時半。

携帯に着信アリ、相手は、自然愛好家青年M君だった。
ちょうど、私が宗谷岬に着いた頃に電話があったようだ。夜遅かったが、かけなおしてみる。

以下、会話を簡単に再現。

「あ、もしもしー、苅谷です。電話くれました?」
「あ、はいー。平野監督を発見しました。」
「え!!!」
「はい。屈斜路湖で。」
「いつですか!」
「31日です。その時に電話しようと思ったんですけど、8月いっぱいで東京に戻るって言ってたから、もう遅いかなーと思いまして…」
「まだいるよーー、まだ最北端目指してる途中よー、宗谷を通って、ちょうど稚内に来たところよー」
「そうだったんですか!あー、すいません、早く言えばよかった。」
「いえいえ、大丈夫です。で、どんな感じで発見を?」
「えーっと、あれから(塘路で別れてから)屈斜路湖に移りまして、和琴半島(屈斜路湖に面した小さな半島)が気に入ったんで、そのキャンプ場に何日かテントを張ってたんですよ。そしたら、30日に監督が僕のすぐ近くにテントを張りに来まして。その時は、本人だと気付かなかったんですけど…、気付かないまま、お話ししてました。」
「そうなんだ!」
「で、翌日、31日に、そういえば写真の人に似てるな〜って思って、「平野さんですか?」って聞いたら、「はい」って。で、本人だってわかったんですけど」
「あーー」
「いや、ほんと、すみません。その時、連絡してればよかったですね…、平野さんも「あいつもう帰ったよ」って言ってたんで、てっきりもう東京にいるものかと。とりあえず報告だけはと思って、今ごろになって電話したんですけど…、あー、まだ北海道にいたんですねぇ・・・すみません」
「いや、いいんですよ、ええ、ああ、そうか…M君が平野さんを発見するってオチか…そうか…」
(※それにしても、「帰った」とは、どこ情報だ?平野さんに誰かが私の情報を横流ししていたと推測される。)
「よりによって、最北端に着いた日に、すみません」
「いいんですよ。仮に31日に報告を頂いたとしても、その時、私はオホーツク海沿いを走ってたんで、すぐには屈斜路に引き返せない位置にいましたから...。それに、あれからすぐ、平野さんの帰りの飛行機の便がわかったんです。でも、私は、会わずにそのまま最北端を目指すことに決めました。だから、これでよかったんです。M君が発見してくれてよかったです。」
「あー、そうだったんですか。いやぁ〜、ビックリしましよ。本人だ!って気付いた時は。まさかこんなにあっさり本人が現われるとは思ってませんでしたから。最初、コレ、ヤラセなのかと思いました。どっかでカメラ回ってるんじゃないかと…」
「それなら、どんなにいいことか…」


というわけで、私が一ヶ月かかって探し出せなかったものを、M君はあっさりと発見してしまった。
私とM君が別れてから、実に4日目のことだった。

前の日記にも書いたが、私はあの時、「M君と一緒に森にいるのもいいなぁ」という気にもなっていたのだ。もし、あのままM君と行動を共にしていれば、キャンプ場で平野さんに会うことができたのだ。旅を満喫中のニコニコの平野さんを撮ることができた。東京では絶対見られない、平野監督の開放感溢れるお顔。惜しいことをした…。いや、今更言ってもしょうがない。考えるのはよそう。

ようするに、野生動物は、野生動物を愛するものの手によって発見させる。

そうゆうことですね。
教訓になりました。


で、それから暫く長話にふけった。
私がサロマ湖道の駅でM君から頂いたレスキューシートを活用したことや、4日間で女満別から稚内まで走ったことなど、話した。
すごく驚いてた。
特に、私がレスキューシートを使ったことに驚いていた。
まさか本当に使うとは思ってなかった、と。
私もさ…。

M君の方も、その後も森を堪能しているとのことで、相変わらずよくわからない森の生き物の話を聞いた。

諸々の御礼を言い、電話を切った。

私がM君を「ウザくない」のは、彼が純粋だからであろう。彼はホンモノの自然愛好家なのだ。「好き」という気持ちだけで行動している。そうゆう人をみるのはいい。

そういえば、M君は平野さんと自分のツーショット写真を撮ってくれたのだそうだ。
帰ったら私に送ってくれると言ってくれた。有難い。
彼が平野さんを発見してくれてよかった。

M君は野生動物の写真を撮るのが趣味で、コレクションしているそうだが、そのコレクションの中に、ぜひ平野勝之という野生動物も加えて頂きたいものだ。