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決められたゴール
8月29日
美幌の旅館→女満別空港→女満別湖畔のホテル
走行距離:約15キロ
旅館を10時にチェックアウト。
そういえば、最初、帯広空港に行くのを失敗したことを思い出して、今度は絶対そのようなことが起きぬよう、事前に空港までの道則をチェックしてみることにした。
泊まっている旅館から女満別空港までは5キロほどしか離れていない。あっさり到着する。
空港内をチェック。とりあえず、メシ。空港内のレストランでカレーを食べる。その名も「北海道カレー」。デカイ男爵芋と牛肉のサイコロステーキとタマネギリングが綺麗にのっかったカレー。味はまあまあ。アイスクリームも食べる。しばらくぼーっとする。
ここがラストシーンになるのか…
実は、ずっと恐れていたことがある。
それは、何のドラマチックな展開もなく、”地味に平野を発見してしまうこと”だった。
それはそれで次の展開に繋がりはするのだが、にしても、帰りの空港の情報を東京側から楽に手に入れて、楽に対面か。
んなもん、発見でもなんでもない。旅中に遭遇ならともかく、こんなんじゃ、オイラ自身、何の感動もしないだろう。
だって、別に会うだけなら東京で会えるじゃんね。
恐れていたラストがやってきてしまう。
9月2日までに何か面白いものを撮りに行って、それで空港で平野さんと対面すればいいのか…?それは違う。目的がもう満たされているのに、その場凌ぎのものを撮ってどうする。もう、ゴールは決まってしまったんだ。
夕方近くまで空港でぼーっとする。行く場所がない。今、女満別にいる意味がない。最北端への道も、途中で断ってしまった。
身動きがとれない。
どこへ行くでもなく、女満別内をグルグルする。湖畔のキャンプ場をなんとなく覗くが、テントはわずかで、静まり返っていた。ブランコに乗って暇を潰したりする。夕日が沈んでも、ベンチでぼーっとしていた。
結局、近くのホテルに泊まる。おいしい料理。蟹やお刺身を頂く。ホテルの客も少なくて、淋しい雰囲気。
なんだかんだで、深夜4時まで起きていた。
美幌の旅館→女満別空港→女満別湖畔のホテル
走行距離:約15キロ
旅館を10時にチェックアウト。
そういえば、最初、帯広空港に行くのを失敗したことを思い出して、今度は絶対そのようなことが起きぬよう、事前に空港までの道則をチェックしてみることにした。
泊まっている旅館から女満別空港までは5キロほどしか離れていない。あっさり到着する。
空港内をチェック。とりあえず、メシ。空港内のレストランでカレーを食べる。その名も「北海道カレー」。デカイ男爵芋と牛肉のサイコロステーキとタマネギリングが綺麗にのっかったカレー。味はまあまあ。アイスクリームも食べる。しばらくぼーっとする。
ここがラストシーンになるのか…
実は、ずっと恐れていたことがある。
それは、何のドラマチックな展開もなく、”地味に平野を発見してしまうこと”だった。
それはそれで次の展開に繋がりはするのだが、にしても、帰りの空港の情報を東京側から楽に手に入れて、楽に対面か。
んなもん、発見でもなんでもない。旅中に遭遇ならともかく、こんなんじゃ、オイラ自身、何の感動もしないだろう。
だって、別に会うだけなら東京で会えるじゃんね。
恐れていたラストがやってきてしまう。
9月2日までに何か面白いものを撮りに行って、それで空港で平野さんと対面すればいいのか…?それは違う。目的がもう満たされているのに、その場凌ぎのものを撮ってどうする。もう、ゴールは決まってしまったんだ。
夕方近くまで空港でぼーっとする。行く場所がない。今、女満別にいる意味がない。最北端への道も、途中で断ってしまった。
身動きがとれない。
どこへ行くでもなく、女満別内をグルグルする。湖畔のキャンプ場をなんとなく覗くが、テントはわずかで、静まり返っていた。ブランコに乗って暇を潰したりする。夕日が沈んでも、ベンチでぼーっとしていた。
結局、近くのホテルに泊まる。おいしい料理。蟹やお刺身を頂く。ホテルの客も少なくて、淋しい雰囲気。
なんだかんだで、深夜4時まで起きていた。
平野勝之を発見しました!
8月28日
走行距離:約15キロ
朝、美幌ユースホテルにて。
今日は100キロ以上走るつもりでいた。美幌からサロマ湖を越える辺りまで。そうしないと、8月中に最北端に辿り着けない。なんとか今月中にたどり着きたいのだ。早く終わらせたい。
で今日は割と早起きをして、7時半にはホテルを出ようと思い、支度していた矢先、制作会社の方からメールあり。
平野さんの帰りの飛行機の便を知らせるメールだった。
9月2日、女満別空港を出発、羽田着。
制作会社経由の確かな情報。
なーんだ、やっぱり今回は道東をウロウロするのがルートだったんだ。考えてみりゃ、最北端なんてベタなところ、行くわけないか。向こうは全くの趣味の旅行なんだから、好きな道を楽しんで行くに決まっている。相手が40過ぎの大人だってことをすっかり忘れてたよ。
平野さんと確実に北海道で会える場所が決まった。
9月2日、女満別空港。
私が北海道に来た理由?平野さんを撮るため。ならば、撮ろう。やっと会える。
最北端に行く予定を急遽中断。
早速、同じ便の航空券をゲットする。これで、平野さんと会えることは確実となった。
9月2日ぎりぎりまで自転車に乗っていよう。当日、空港まで自転車で行って、搭乗する直前に宅急便で自転車を送ることにしよう。そしたら、最初の平野さんの指令、「会えたとき、必ず自転車で来ること」も守れる。最後の最後で、自転車とペアで「平野勝之を発見しました!」が言える。やっとゴールだ。
幸いにも、女満別空港は美幌から10キロほどしか離れていない。直ぐ目の前だ。ここならなら、いつでも行ける。
本当は、今日の予定は100キロだった。急にやることがなくなってしまった。
9月2日までは、今日を含め、6日間ある。平野さんはまだ女満別ににるはずがない。6日間内に徐々に近づくはずだ。
空港で会うのも悔しいから、周辺を探してやろうかと思うが、やる気が出ず。どうせ会えるのに探してもしょうがない。
オイラ、この6日間、どうしたらいいんだ?
ミスドに長居して、溜め込んだ日記を書いた。眠かったので、市街から5キロしか離れていない温泉宿に移動し、早めにチェックイン。素泊まりオンリーの安宿だった。15時には部屋に入った。オナニーした。昼寝した。食事は売店で買ったカップ麺で済ませた。温泉に入った。コインランドリーで洗濯した。寝た。
一日が終わった。
走行距離:約15キロ
朝、美幌ユースホテルにて。
今日は100キロ以上走るつもりでいた。美幌からサロマ湖を越える辺りまで。そうしないと、8月中に最北端に辿り着けない。なんとか今月中にたどり着きたいのだ。早く終わらせたい。
で今日は割と早起きをして、7時半にはホテルを出ようと思い、支度していた矢先、制作会社の方からメールあり。
平野さんの帰りの飛行機の便を知らせるメールだった。
9月2日、女満別空港を出発、羽田着。
制作会社経由の確かな情報。
なーんだ、やっぱり今回は道東をウロウロするのがルートだったんだ。考えてみりゃ、最北端なんてベタなところ、行くわけないか。向こうは全くの趣味の旅行なんだから、好きな道を楽しんで行くに決まっている。相手が40過ぎの大人だってことをすっかり忘れてたよ。
平野さんと確実に北海道で会える場所が決まった。
9月2日、女満別空港。
私が北海道に来た理由?平野さんを撮るため。ならば、撮ろう。やっと会える。
最北端に行く予定を急遽中断。
早速、同じ便の航空券をゲットする。これで、平野さんと会えることは確実となった。
9月2日ぎりぎりまで自転車に乗っていよう。当日、空港まで自転車で行って、搭乗する直前に宅急便で自転車を送ることにしよう。そしたら、最初の平野さんの指令、「会えたとき、必ず自転車で来ること」も守れる。最後の最後で、自転車とペアで「平野勝之を発見しました!」が言える。やっとゴールだ。
幸いにも、女満別空港は美幌から10キロほどしか離れていない。直ぐ目の前だ。ここならなら、いつでも行ける。
本当は、今日の予定は100キロだった。急にやることがなくなってしまった。
9月2日までは、今日を含め、6日間ある。平野さんはまだ女満別ににるはずがない。6日間内に徐々に近づくはずだ。
空港で会うのも悔しいから、周辺を探してやろうかと思うが、やる気が出ず。どうせ会えるのに探してもしょうがない。
オイラ、この6日間、どうしたらいいんだ?
ミスドに長居して、溜め込んだ日記を書いた。眠かったので、市街から5キロしか離れていない温泉宿に移動し、早めにチェックイン。素泊まりオンリーの安宿だった。15時には部屋に入った。オナニーした。昼寝した。食事は売店で買ったカップ麺で済ませた。温泉に入った。コインランドリーで洗濯した。寝た。
一日が終わった。
裏面
仕事が待ってる

日記が前後して、わかりにくくて悪いね。
とりあえず、今は8月27日まで公開してあるよね?
パソコンがあれば早いんだけどなー、携帯だけだと不便でかなわんチン。
リアルタイムで日記公開できるのが一番おもろいし、そのためにネット公開使ってんのに、なかなかねー、そうもうまくできんのよ。ごめんね。
メールやってる時間がロスになっちゃうと先に進まないし、電波入らない場所もあるしねー。
まあ、もうすぐ8月も終わるんで、もうちょい行く先を観覧していてくれ。終わりは来るのだ。
それに、9月は東京で仕事しなきゃいけないからね、どっちみち。やる仕事を与えてもらえてるのは有り難いことだな、と改めて思う。
オイラ、こうみえても仕事人間なのよ。もう村をあかしてもいい頃だろ。ハハハ。
あ、ちなみにこれがニューTシャツね。
空白の2日間…その2
8月25日の記録
やはりテントの中では熟睡できない。朝が来ると眩しいので自然に目が覚める。睡眠不足で関節が痛い。
洗い場で日焼け止めクリームを塗って身支度をしていると、M君が朝ごはんに誘ってくれた。山篭もり用にと食料だけはたくさん備えているとのことで、朝からボリューム満点のごはんをいただく。トーストとハムエッグ、スープ、人参とキュウリのサラダ、チーズ、キウイ。野菜はキャンプに来た他の人から頂戴する事もあるとか。根野菜は腐りにくく、長持ちするので、持ち運びするのに最適とか、いろんなキャンプのマメ知識を頼んでもいないのに教えてくれる。調理は小さいガスコンロを使用。火加減が聞かないので、トーストはいつも焦がしてしまうという。アウトドアの話になると、止まらなくなるM君。その話しかしない。だけど、なぜか、聞くのがもう嫌ではなくなっている。
一旦、M君と別れて、釧路に戻る。
行きの道で自転車屋さんに立ち寄り、空気を補充。ご主人がサービスでチェーンに油をさしてくれた。「これで稚内まで行けるよー」と、頼もしいお言葉。
駅に到着。くうの航空券窓口でチケットを払い戻した。自転車の宅急便と、本日宿泊の予約を入れていたホテルをドタキャン。
これで引き返せなくなってしまった。
今日はキャンプ場に泊まることを見越して、携帯とカメラのバッテリーを充電しておかなくてはならない。駅のロータリーにあったコンセントから電気を拝借。通行人が行き交う中、堂々と電力泥棒。スペアのバッテリーでその様子を撮影していたら、駅員さんがやってきて、怒られるかと思いきや、「ああ、写真撮ってるの?」と、カメラの方に目がいったようで、危うく電力泥棒を免れる。すまんです…。それにしても、こっちの人はビデオカメラを写真だと捕らえるのよねぇ、そりゃ静止画も撮れるけどさ。そういえば、帯広のタクシー運転手さんたちに、撮った映像を見せたら、「音も入るんだー」と驚いていたなぁ。すげーよ。ローテクすぎるよ、北海道。
さて、新たにコンセプトTシャツを作ることにした。
「アンチ・チャリダー+アイラブ東京」は終了。舐め切ったフェ○チオ北海道はおしまいにする。
受け入れよう、この現状を。北海道を挿入してみる。何も文句は言わない。入れてみるんだ。
コンビニで買った白Tシャツを釧路駅前で広げる。ベンチに座り、油性ペンでデッカく書く。次のコンセプトは、ずばり「アイラブ平野+WANTED平野勝之」。サムい旅人代表の平野勝之と、北海道を受け入れる。サムい奴らよりもっとサムくなってやる。誰にも文句が言えないように。
いざ、Tシャツを着込んで、カメラをフィックスで設置。人々がジロジロこっちを見ている。何とでも見ろ。
「やっぱり平野さんに会いたーい!」そう叫んで、釧路駅前から再出発を切る。目指すは最北端。
本当は、最北端になんか、平野さんはいないんだ。わかっている。でもいい。奇跡を追い求めたい。いつでも。
Tシャツを作っていたせいで、駅を出発する頃にはもう薄暗くなっていた。途中、小さなスポーツ洋品店にて、防寒用の服を買う。テントで寝るには、暖かい格好をしなくてはいけないからね。あんまりいいものが揃ってなかったけど…、とりあえず暖が取れそうなものを選ぶ。長袖のジャージ?みたいなのと、風を通しにくいジャケットを購入。北海道はもう秋が近づいていて、朝晩はとても冷える。特に、道東は山に囲まれているので道内でも一番気温が低いのだ。この旅行用にと、東京で防寒ジャケットを買ったのに、どうせテント生活なんかしないもん!とたかをくくって送り返しちゃったのだ。買ったもの、何も使用せず……はぁー。寝袋もテントも新品のまま東京で待ってるなぁ……。会社に荷物を送っているので、社員にこちらに送り返してもらうように頼んでもいいんだけど、いつどこに移動するかわかんないら、送ってもらいにくいのだ。
塘路キャンプ場までは約25キロ。釧路市街を出るときに既に日暮が近づいていたので、このまま走れば、山道の途中で真っ暗になることは間違いなし。危険だ。車の交通量も割と多い道なのだ。でも、M君と約束した。キャンプ場まで行こう。
真っ暗の山道を自転車で走る。外灯がなく、本当の闇になる道が続いた。自転車の小さなヘッドライト以外の光りはない。目の前が黒。むちゃくちゃ恐い。周りが見えない。黒一色。
上り坂は自転車を引いて、くだり坂は思い切って黒の中に突っ込む。急カーブは命懸け。こえーよーー!死ぬかもーー!なんていい気持ち!!
野性の鹿が出没する場所なので、ぶつからないように、声を張りながら走行。(野性動物の接近防止には、音を出して自分の居場所を知らせるのがいいらしい。そうすると警戒してやって来ないんだとか)デカい声で平野コール!ひ・ら・の!ひ・ら・の!平野を叫びながら暗闇走行。本人に怒られようが、構わない。
続いて、松田聖子メドレー。私が聖子を知ったのは、すでにSAYAKAが生まれたあとだったが、細野晴臣さんが好きだった流れから、聖子を聴くようになった。ベスト盤を一枚持っている。「蒼いフォトグラフ」を熱唱。
今一瞬あなたが好きよ、明日になればわからないわー、って部分が好きだ。大声で歌う。最高にパンク!車にひかれても生きちゃうぜー!
野性動物に向けてのナイトショー終了。キャンプ場に無事到着。21時近かった。M君はキャンプ場入口のわかりやすい場所にテントを張ってくれていた。もう私は来ないだろうと見越して、ちょうど寝ようとしていたところだったそうで、私が着たのにすごく驚いていた。「あんな暗い道を走ったのー!?」だって。ハハハ。
M君はそんなオイラに、わざわざラーメンを作ってくれた。寝るところだというのに、申し訳ない。野菜を切って入れてくれて、ヘルシーなラーメン。ありがたや。
夜中まで話したあと、寝ることに。
M君は私にテントと寝袋を譲ってくれて、自分はベンチで寝るという。申し訳ないので、私が外で寝るというと、まあまあと言って促される。自分は真冬の野宿も経験してるから平気だと。一緒にテントに入ろうと誘うと、それは落ち着かないからだめだって。紳士!
んなわけで、M君はベンチで、私はの彼のテントで寝ることに。M君は、米軍用の防寒になる万能布?をかぶって寝た。テントの中には蚊が一匹入り込んでいて、うっとおしくて、なかなか眠れなかった。
んで、何事もなく朝が来た。
以降は、8月26日の日記のとおり。
M君には大変お世話になった。実は、「最北端をやめて、このまま私も山に篭ろうかなぁ」なんて冗談を言ったら、「面白いねー」とのってくれたので、そうしようかとも一瞬考えた。
でもだめだ。私の「ウザい」病が始まる前に別れよう。それがいい。
やはりテントの中では熟睡できない。朝が来ると眩しいので自然に目が覚める。睡眠不足で関節が痛い。
洗い場で日焼け止めクリームを塗って身支度をしていると、M君が朝ごはんに誘ってくれた。山篭もり用にと食料だけはたくさん備えているとのことで、朝からボリューム満点のごはんをいただく。トーストとハムエッグ、スープ、人参とキュウリのサラダ、チーズ、キウイ。野菜はキャンプに来た他の人から頂戴する事もあるとか。根野菜は腐りにくく、長持ちするので、持ち運びするのに最適とか、いろんなキャンプのマメ知識を頼んでもいないのに教えてくれる。調理は小さいガスコンロを使用。火加減が聞かないので、トーストはいつも焦がしてしまうという。アウトドアの話になると、止まらなくなるM君。その話しかしない。だけど、なぜか、聞くのがもう嫌ではなくなっている。
一旦、M君と別れて、釧路に戻る。
行きの道で自転車屋さんに立ち寄り、空気を補充。ご主人がサービスでチェーンに油をさしてくれた。「これで稚内まで行けるよー」と、頼もしいお言葉。
駅に到着。くうの航空券窓口でチケットを払い戻した。自転車の宅急便と、本日宿泊の予約を入れていたホテルをドタキャン。
これで引き返せなくなってしまった。
今日はキャンプ場に泊まることを見越して、携帯とカメラのバッテリーを充電しておかなくてはならない。駅のロータリーにあったコンセントから電気を拝借。通行人が行き交う中、堂々と電力泥棒。スペアのバッテリーでその様子を撮影していたら、駅員さんがやってきて、怒られるかと思いきや、「ああ、写真撮ってるの?」と、カメラの方に目がいったようで、危うく電力泥棒を免れる。すまんです…。それにしても、こっちの人はビデオカメラを写真だと捕らえるのよねぇ、そりゃ静止画も撮れるけどさ。そういえば、帯広のタクシー運転手さんたちに、撮った映像を見せたら、「音も入るんだー」と驚いていたなぁ。すげーよ。ローテクすぎるよ、北海道。
さて、新たにコンセプトTシャツを作ることにした。
「アンチ・チャリダー+アイラブ東京」は終了。舐め切ったフェ○チオ北海道はおしまいにする。
受け入れよう、この現状を。北海道を挿入してみる。何も文句は言わない。入れてみるんだ。
コンビニで買った白Tシャツを釧路駅前で広げる。ベンチに座り、油性ペンでデッカく書く。次のコンセプトは、ずばり「アイラブ平野+WANTED平野勝之」。サムい旅人代表の平野勝之と、北海道を受け入れる。サムい奴らよりもっとサムくなってやる。誰にも文句が言えないように。
いざ、Tシャツを着込んで、カメラをフィックスで設置。人々がジロジロこっちを見ている。何とでも見ろ。
「やっぱり平野さんに会いたーい!」そう叫んで、釧路駅前から再出発を切る。目指すは最北端。
本当は、最北端になんか、平野さんはいないんだ。わかっている。でもいい。奇跡を追い求めたい。いつでも。
Tシャツを作っていたせいで、駅を出発する頃にはもう薄暗くなっていた。途中、小さなスポーツ洋品店にて、防寒用の服を買う。テントで寝るには、暖かい格好をしなくてはいけないからね。あんまりいいものが揃ってなかったけど…、とりあえず暖が取れそうなものを選ぶ。長袖のジャージ?みたいなのと、風を通しにくいジャケットを購入。北海道はもう秋が近づいていて、朝晩はとても冷える。特に、道東は山に囲まれているので道内でも一番気温が低いのだ。この旅行用にと、東京で防寒ジャケットを買ったのに、どうせテント生活なんかしないもん!とたかをくくって送り返しちゃったのだ。買ったもの、何も使用せず……はぁー。寝袋もテントも新品のまま東京で待ってるなぁ……。会社に荷物を送っているので、社員にこちらに送り返してもらうように頼んでもいいんだけど、いつどこに移動するかわかんないら、送ってもらいにくいのだ。
塘路キャンプ場までは約25キロ。釧路市街を出るときに既に日暮が近づいていたので、このまま走れば、山道の途中で真っ暗になることは間違いなし。危険だ。車の交通量も割と多い道なのだ。でも、M君と約束した。キャンプ場まで行こう。
真っ暗の山道を自転車で走る。外灯がなく、本当の闇になる道が続いた。自転車の小さなヘッドライト以外の光りはない。目の前が黒。むちゃくちゃ恐い。周りが見えない。黒一色。
上り坂は自転車を引いて、くだり坂は思い切って黒の中に突っ込む。急カーブは命懸け。こえーよーー!死ぬかもーー!なんていい気持ち!!
野性の鹿が出没する場所なので、ぶつからないように、声を張りながら走行。(野性動物の接近防止には、音を出して自分の居場所を知らせるのがいいらしい。そうすると警戒してやって来ないんだとか)デカい声で平野コール!ひ・ら・の!ひ・ら・の!平野を叫びながら暗闇走行。本人に怒られようが、構わない。
続いて、松田聖子メドレー。私が聖子を知ったのは、すでにSAYAKAが生まれたあとだったが、細野晴臣さんが好きだった流れから、聖子を聴くようになった。ベスト盤を一枚持っている。「蒼いフォトグラフ」を熱唱。
今一瞬あなたが好きよ、明日になればわからないわー、って部分が好きだ。大声で歌う。最高にパンク!車にひかれても生きちゃうぜー!
野性動物に向けてのナイトショー終了。キャンプ場に無事到着。21時近かった。M君はキャンプ場入口のわかりやすい場所にテントを張ってくれていた。もう私は来ないだろうと見越して、ちょうど寝ようとしていたところだったそうで、私が着たのにすごく驚いていた。「あんな暗い道を走ったのー!?」だって。ハハハ。
M君はそんなオイラに、わざわざラーメンを作ってくれた。寝るところだというのに、申し訳ない。野菜を切って入れてくれて、ヘルシーなラーメン。ありがたや。
夜中まで話したあと、寝ることに。
M君は私にテントと寝袋を譲ってくれて、自分はベンチで寝るという。申し訳ないので、私が外で寝るというと、まあまあと言って促される。自分は真冬の野宿も経験してるから平気だと。一緒にテントに入ろうと誘うと、それは落ち着かないからだめだって。紳士!
んなわけで、M君はベンチで、私はの彼のテントで寝ることに。M君は、米軍用の防寒になる万能布?をかぶって寝た。テントの中には蚊が一匹入り込んでいて、うっとおしくて、なかなか眠れなかった。
んで、何事もなく朝が来た。
以降は、8月26日の日記のとおり。
M君には大変お世話になった。実は、「最北端をやめて、このまま私も山に篭ろうかなぁ」なんて冗談を言ったら、「面白いねー」とのってくれたので、そうしようかとも一瞬考えた。
でもだめだ。私の「ウザい」病が始まる前に別れよう。それがいい。
空白の2日間…その1
日記が前後して悪いけど、8月24日から25日のことについて公開していなかった部分を書く。
そう、私が東京に帰ることを決めた日の翌日から、やっぱり帰るの辞めた日までのこと。
まず、23日。
この日、オイラは東京に帰ることを決め、26日の航空券を手配する。残り3日間で北海道でのオチをつけるつもりであった。そのあたりは、その日の日記参照。
8月24日。
宿泊先の釧路のホテルから、またまたチェックアウトタイム寸前に退室する。ホテルを出た後もグズグズしていて、とりあえず、駅前のミスドで現実逃避。どうしたらいいのかわからない。
自転車は25日に先に宅急便で送ってしまうので、自転車で行動できるのは今日だけ。
最後、ぼーってしていてももったいない。とりあえず、キャンプ場に行ってみようと思った。私が一番居心地が悪い場所。できればもう行きたくない、そうゆう場所。そこで終ろう。んで、もう一発くらい旅人の本性を明かして、結末に結び付けよう。実は、最初からオチに使うキメ台詞は決めてある。この旅に出るより前からずっと考えていた台詞があるのだ。それに結び付ける画を撮るとするか…。よし、北海道でのラスト、最低な夜にしよう。最低なまま東京に帰って、延長戦を撮ろう。
そんなわけで、明日には釧路から自転車を送らなくてはならないので、行って帰って来れる距離のキャンプ場に行くことにする。目星い人がいなかった場合のことを考えて、念のため、レンタルテントのある場所を選ぶ。結果、達古武キャンプ場に決定。釧路から20キロほど離れた場所、達古武沼のほとりにある小さなオートキャンプ場だ。
14時に釧路を出て、16時過ぎにキャンプ場に到着。道に迷ったせいで時間がかかってしまった。北海道は長い一本道が続くため、一度道を間違えると、引き換えすのに時間がかかるのだ。
でも、今日の走行は快適だった。明後日には東京に帰れる、もう北海道を自転車で走らなくても済む、そして、もう平野を探さなくてもいいのだ。そう考えたら、気が楽になって、気持ち良く走れた。北海道に来て初めて、自転車に乗るのが楽しかった。気温も涼しく、風も穏やかだった。
キャンプ場にて、テントと寝袋とランタンをレンタルする。テントは広くてよかった。窮屈なのが苦手なオイラには有り難い。
んで、早速獲物を探してみたが、家族連れや子供の林間教室?みたいな連中ばかりで、チャリダーは一人もいない。バイクの兄ちゃんが一人、私のテントのそばにテントを張っていたのを発見。その人にするか…。んでも、兄ちゃんは一人でカヌーを楽しんだ後、テントに篭ってしまった。兄ちゃんがカヌーから下りるときに、こちらから挨拶してはみたものの、それっきり。なんとなく話しづらかった。そうこうしているうちに、日は落ちてしまい、就床モードに。うーん…もう無理だな。何もできないまま終わるのか…。呆然としていたその時。
夜道を自転車に乗ってやってくる男性を発見!平野さんだ!
って、んなわけはなく。
それが前の日記で書いた、自然愛好家のM君なのだった。
思い切って自分から声をかけると、気さくな対応。展望台で夕日を見てからキャンプ場に下りきたので、夜道になってしまったと言う。話が弾んできたので、最後の獲物は彼にしようと思った。山にしか興味がないような真面目な青年なので、落とすのが難しそうだ。とりあえず、話を合わせてみる。山の話に興味はないのだが、楽しそうに話を聞いているフリをする。話ついでに、私が撮影しているものの話をしてみたら、面白がって食いついてくれた。平野さんを探しだせないので、諦めて明後日には東京に帰るのだと話すと、「最後まで諦めないで欲しい」と言われる。一緒に平野さんの行きそうな場所を考えるから、諦めないでくれと。単純に嬉しかったのと、期待に答えなければ、という気持ちになって、瞬間で、東京に帰るのを辞めることにした。明日、また釧路に戻って、航空券を払い戻してこよう。宅急便も断ろう。何もかもドタキャン。
で、M君に一人旅の人の傾向と対策について情報を得ながら、平野ゾーンを探ることに。無人駅で寝てるんじゃないかとか、台風が近づいているので、台風好きな平野さんなら、わざわざ海岸沿いに行くんじゃないかとか。実はラストに三国峠を走行ルートにもってくるかもしれないから、三国峠の頂上に毎日行ってみたらどうかとか(それは勘弁してくれ)。なにせ、ヒントも情報も何もないせいで、埒が明かない。もう、ただのカンに任せるほかない。んで、なんとなくなカンで、「最北端かなぁ」と言ってみる。平野さんは何回も最北端に向かってツーリングしているからだ。それを聞いたM君は「行った方がいいよ!」とノリノリ。で、なんとなく行くことにした。ノリで決めた。あっさりと。正直、いみわかんない。
でも、8月は残り一週間。あと一週間で最北端までいけるのか?釧路からの距離を測ると、約450キロあるが…。
えーい、もういいや。どうせ、どこへ行っても同じなんだ。最北端へいったところで何もない。平野もいない。わかっている。
とりあえずだ。とりあえず行こう。どうせ始めから行く場所がないんだ。無理やり目的地を決める。その方が楽だ。さ迷うのは苦しい。
明日の朝、釧路駅に戻り、航空券のキャンセルと、寒くなって来たので防寒着を買おう。で、改めて再出発を切ろう。
釧路から最北端へ向かうルートは、また達古武キャンプ場を通過することになる。その道を少し上った先に塘路キャンプ場がある。M君は明日はそこにテントを張るらしい。付近の湿原で丹頂鶴を見るのだとか。
テントのない私を泊めてくれるというので、お言葉に甘えることに。昼間、釧路で諸々の用を済ませたあと、塘路キャンプ場に行くことを約束した。
この日の夜は、テントの中で一人で寝た。明日の夜はM君にお世話になることになる。
でも、M君を獲物にする気はなくなった。
いやだったのだ。人を舐めてかかるのも、それで両者が痛い目を見るのも、それをエンターテイメントにするのも。いやだった。
ー25日に続くー
そう、私が東京に帰ることを決めた日の翌日から、やっぱり帰るの辞めた日までのこと。
まず、23日。
この日、オイラは東京に帰ることを決め、26日の航空券を手配する。残り3日間で北海道でのオチをつけるつもりであった。そのあたりは、その日の日記参照。
8月24日。
宿泊先の釧路のホテルから、またまたチェックアウトタイム寸前に退室する。ホテルを出た後もグズグズしていて、とりあえず、駅前のミスドで現実逃避。どうしたらいいのかわからない。
自転車は25日に先に宅急便で送ってしまうので、自転車で行動できるのは今日だけ。
最後、ぼーってしていてももったいない。とりあえず、キャンプ場に行ってみようと思った。私が一番居心地が悪い場所。できればもう行きたくない、そうゆう場所。そこで終ろう。んで、もう一発くらい旅人の本性を明かして、結末に結び付けよう。実は、最初からオチに使うキメ台詞は決めてある。この旅に出るより前からずっと考えていた台詞があるのだ。それに結び付ける画を撮るとするか…。よし、北海道でのラスト、最低な夜にしよう。最低なまま東京に帰って、延長戦を撮ろう。
そんなわけで、明日には釧路から自転車を送らなくてはならないので、行って帰って来れる距離のキャンプ場に行くことにする。目星い人がいなかった場合のことを考えて、念のため、レンタルテントのある場所を選ぶ。結果、達古武キャンプ場に決定。釧路から20キロほど離れた場所、達古武沼のほとりにある小さなオートキャンプ場だ。
14時に釧路を出て、16時過ぎにキャンプ場に到着。道に迷ったせいで時間がかかってしまった。北海道は長い一本道が続くため、一度道を間違えると、引き換えすのに時間がかかるのだ。
でも、今日の走行は快適だった。明後日には東京に帰れる、もう北海道を自転車で走らなくても済む、そして、もう平野を探さなくてもいいのだ。そう考えたら、気が楽になって、気持ち良く走れた。北海道に来て初めて、自転車に乗るのが楽しかった。気温も涼しく、風も穏やかだった。
キャンプ場にて、テントと寝袋とランタンをレンタルする。テントは広くてよかった。窮屈なのが苦手なオイラには有り難い。
んで、早速獲物を探してみたが、家族連れや子供の林間教室?みたいな連中ばかりで、チャリダーは一人もいない。バイクの兄ちゃんが一人、私のテントのそばにテントを張っていたのを発見。その人にするか…。んでも、兄ちゃんは一人でカヌーを楽しんだ後、テントに篭ってしまった。兄ちゃんがカヌーから下りるときに、こちらから挨拶してはみたものの、それっきり。なんとなく話しづらかった。そうこうしているうちに、日は落ちてしまい、就床モードに。うーん…もう無理だな。何もできないまま終わるのか…。呆然としていたその時。
夜道を自転車に乗ってやってくる男性を発見!平野さんだ!
って、んなわけはなく。
それが前の日記で書いた、自然愛好家のM君なのだった。
思い切って自分から声をかけると、気さくな対応。展望台で夕日を見てからキャンプ場に下りきたので、夜道になってしまったと言う。話が弾んできたので、最後の獲物は彼にしようと思った。山にしか興味がないような真面目な青年なので、落とすのが難しそうだ。とりあえず、話を合わせてみる。山の話に興味はないのだが、楽しそうに話を聞いているフリをする。話ついでに、私が撮影しているものの話をしてみたら、面白がって食いついてくれた。平野さんを探しだせないので、諦めて明後日には東京に帰るのだと話すと、「最後まで諦めないで欲しい」と言われる。一緒に平野さんの行きそうな場所を考えるから、諦めないでくれと。単純に嬉しかったのと、期待に答えなければ、という気持ちになって、瞬間で、東京に帰るのを辞めることにした。明日、また釧路に戻って、航空券を払い戻してこよう。宅急便も断ろう。何もかもドタキャン。
で、M君に一人旅の人の傾向と対策について情報を得ながら、平野ゾーンを探ることに。無人駅で寝てるんじゃないかとか、台風が近づいているので、台風好きな平野さんなら、わざわざ海岸沿いに行くんじゃないかとか。実はラストに三国峠を走行ルートにもってくるかもしれないから、三国峠の頂上に毎日行ってみたらどうかとか(それは勘弁してくれ)。なにせ、ヒントも情報も何もないせいで、埒が明かない。もう、ただのカンに任せるほかない。んで、なんとなくなカンで、「最北端かなぁ」と言ってみる。平野さんは何回も最北端に向かってツーリングしているからだ。それを聞いたM君は「行った方がいいよ!」とノリノリ。で、なんとなく行くことにした。ノリで決めた。あっさりと。正直、いみわかんない。
でも、8月は残り一週間。あと一週間で最北端までいけるのか?釧路からの距離を測ると、約450キロあるが…。
えーい、もういいや。どうせ、どこへ行っても同じなんだ。最北端へいったところで何もない。平野もいない。わかっている。
とりあえずだ。とりあえず行こう。どうせ始めから行く場所がないんだ。無理やり目的地を決める。その方が楽だ。さ迷うのは苦しい。
明日の朝、釧路駅に戻り、航空券のキャンセルと、寒くなって来たので防寒着を買おう。で、改めて再出発を切ろう。
釧路から最北端へ向かうルートは、また達古武キャンプ場を通過することになる。その道を少し上った先に塘路キャンプ場がある。M君は明日はそこにテントを張るらしい。付近の湿原で丹頂鶴を見るのだとか。
テントのない私を泊めてくれるというので、お言葉に甘えることに。昼間、釧路で諸々の用を済ませたあと、塘路キャンプ場に行くことを約束した。
この日の夜は、テントの中で一人で寝た。明日の夜はM君にお世話になることになる。
でも、M君を獲物にする気はなくなった。
いやだったのだ。人を舐めてかかるのも、それで両者が痛い目を見るのも、それをエンターテイメントにするのも。いやだった。
ー25日に続くー
美幌名菓

美幌名菓、「びほろスカイ」さんでーす!どうぞー!
街のちいさなお菓子やさん、「ひらの」でゲット。
ご主人のひらのさんに平野さんの事情を話したら、WANTEDビラをお店に貼ってくれた。
ご主人のお言葉
「東京の人はおもしろいこと考えますね」
正直、申し訳ない。
8月27日の記録
8月27日の記録ー詳細をまとめて書く。
ホテルの目の前に美幌峠がある。一度越えたことのある峠をまた越える。なぜなら、その向こうに目的地があるから。
「台風は北海道には上陸しない」とのメールを社長から受けてスタート。
んでも、昨日の大雨で痛い目にあっているのと、何度も峠を越えるたびに、山道は天候が変わりやすく、雨にあたる確率が高いというということを身をもって学習したので、今日は予め合羽を着込んで出発することに。
だが!こうゆうときに限って雨は降らないのよねー。まあ、それでよかったんだけど。走行中ずっと合羽を着込んでいたので、(着替えるには、一度荷物を降ろして服を出さなきゃいけないので、面倒なのだ。安定を持って荷物を積んで縛りつけるのが難しくて、時間がかかるのだ)合羽がむれてサウナ状態になってしまった。汗がしたたる。暑い暑い。
さて、二週間前、最初に美幌峠を上った時は、女満別から屈斜路湖へ下りていったけど、今日は逆方面から上ることになる。屈斜路湖を背に峠をいく。例によって、自転車を引きずって上る。
実は、昨日、ホテルのコインランドリーの利用時間に間に合わず、洗濯ができなかったため、雨を吸い込んで重くなった洋服が荷物に加算されている。重い荷物がさらに重量を増して、自転車は鉄の鉛よう。腕と足に力をかけて鉛を引きずる。体が地面に沈みそう。
そうそう、美幌峠は屈斜路から上った方が坂道は短くて済むんだけど、景色を望むなら、断然、屈斜路湖へおりていく方がおすすめ!眼下に広がる湖に向かって急降下するのは気持ちいいぜー!
あとね、峠を歩いていると、いろんな生き物の死体に遭遇する。脇道に蝶やら蜂やら、小鳥などがよく転がっている。今日はネズミと蛇の死体に会った。蛇は車道の真ん中にいた。車に潰されたと思われる。まだ死んだばかりのようで、飛び出した内蔵が光っていた。
頂上手前の車道脇に人が入れるくらいのスペースの丘があったので、自転車を停め、ちょいと撮影。ガードレールを跨いで侵入。自転車も一緒に撮りたかったので、ガードレールをまたぐように持ち上げてみたんだけど、何度やっても完全に持ち上げられずにダメだった。車で横切る連中が、みんな「あぶねー」って顔して見てた。
仕方ないので、一人で丘のうえに立つ。真下に屈斜路湖が見える。屈斜路湖は平野さんの好きな場所だと聞いた。砂湯といって、文字通り砂を掘り起こした状態で入れる温泉があるのだが、冬場はその温泉の周りに、白鳥が温まりに集まるのだそうだ。白鳥の群れに囲まれて砂湯に入る平野さんの写真を見せてもらったことがある。そんな屈斜路湖に向かって、平野さんを呼んでみた。「○○区からお越しの平野勝之さ〜ん、苅谷文さんがお待ちで〜す。至急、美幌峠頂上までお越しくださ〜い」当たり前だが、反応ゼロ。さっさと撤収。
頂上でライダーのお兄ちゃん二人組に声を掛けられる。「一人で来たの?その自転車で走ってるの?すごいなぁ」と、毎度のことを言われる。
平野さんを捜索していることを話すと、面白がってくれた。カメラを片手に自転車で一人ツーリングしてる女が珍しいらしい。写真なんか撮られてしまった。恥ずかしい。二人とも私の撮っているものが見たいと言ってくれた。とても嬉しい。
ああ、やらねばならん。やらねばならんだよ。
下り坂では、この旅の最高速度を記録。50キロオーバーしました。今だけバイクなみ!パチパチ!
宿泊はユースホテル。今更になって、初めて利用する。安い。学校の寮みたいな感じ。お風呂とお手洗いは共同で、4人定員の相部屋が廊下伝いに並ぶ。狭い病院という雰囲気の方が近いか。本日はガラ空きで、私を含め三人しか宿泊者がいなかったとみられる。人の気配はしたけど、対面しなかったので、誰とも話はできなかった。相部屋を一人で使う。広いけど、なんかさみしーね。だけど、混んでたらアウトね、私の場合。またストレス爆発がする。
テレビをつけたら、二十四時間テレビがやっていた。体の不自由や病気や苦しみってーのは、永遠の娯楽なのか。
夜、日記をかこうとしたけど、眠気に勝てず、眠る。膝がズキズキ痛むまま、眠る。
明日は100キロ近く走るつもりなのだった。
ホテルの目の前に美幌峠がある。一度越えたことのある峠をまた越える。なぜなら、その向こうに目的地があるから。
「台風は北海道には上陸しない」とのメールを社長から受けてスタート。
んでも、昨日の大雨で痛い目にあっているのと、何度も峠を越えるたびに、山道は天候が変わりやすく、雨にあたる確率が高いというということを身をもって学習したので、今日は予め合羽を着込んで出発することに。
だが!こうゆうときに限って雨は降らないのよねー。まあ、それでよかったんだけど。走行中ずっと合羽を着込んでいたので、(着替えるには、一度荷物を降ろして服を出さなきゃいけないので、面倒なのだ。安定を持って荷物を積んで縛りつけるのが難しくて、時間がかかるのだ)合羽がむれてサウナ状態になってしまった。汗がしたたる。暑い暑い。
さて、二週間前、最初に美幌峠を上った時は、女満別から屈斜路湖へ下りていったけど、今日は逆方面から上ることになる。屈斜路湖を背に峠をいく。例によって、自転車を引きずって上る。
実は、昨日、ホテルのコインランドリーの利用時間に間に合わず、洗濯ができなかったため、雨を吸い込んで重くなった洋服が荷物に加算されている。重い荷物がさらに重量を増して、自転車は鉄の鉛よう。腕と足に力をかけて鉛を引きずる。体が地面に沈みそう。
そうそう、美幌峠は屈斜路から上った方が坂道は短くて済むんだけど、景色を望むなら、断然、屈斜路湖へおりていく方がおすすめ!眼下に広がる湖に向かって急降下するのは気持ちいいぜー!
あとね、峠を歩いていると、いろんな生き物の死体に遭遇する。脇道に蝶やら蜂やら、小鳥などがよく転がっている。今日はネズミと蛇の死体に会った。蛇は車道の真ん中にいた。車に潰されたと思われる。まだ死んだばかりのようで、飛び出した内蔵が光っていた。
頂上手前の車道脇に人が入れるくらいのスペースの丘があったので、自転車を停め、ちょいと撮影。ガードレールを跨いで侵入。自転車も一緒に撮りたかったので、ガードレールをまたぐように持ち上げてみたんだけど、何度やっても完全に持ち上げられずにダメだった。車で横切る連中が、みんな「あぶねー」って顔して見てた。
仕方ないので、一人で丘のうえに立つ。真下に屈斜路湖が見える。屈斜路湖は平野さんの好きな場所だと聞いた。砂湯といって、文字通り砂を掘り起こした状態で入れる温泉があるのだが、冬場はその温泉の周りに、白鳥が温まりに集まるのだそうだ。白鳥の群れに囲まれて砂湯に入る平野さんの写真を見せてもらったことがある。そんな屈斜路湖に向かって、平野さんを呼んでみた。「○○区からお越しの平野勝之さ〜ん、苅谷文さんがお待ちで〜す。至急、美幌峠頂上までお越しくださ〜い」当たり前だが、反応ゼロ。さっさと撤収。
頂上でライダーのお兄ちゃん二人組に声を掛けられる。「一人で来たの?その自転車で走ってるの?すごいなぁ」と、毎度のことを言われる。
平野さんを捜索していることを話すと、面白がってくれた。カメラを片手に自転車で一人ツーリングしてる女が珍しいらしい。写真なんか撮られてしまった。恥ずかしい。二人とも私の撮っているものが見たいと言ってくれた。とても嬉しい。
ああ、やらねばならん。やらねばならんだよ。
下り坂では、この旅の最高速度を記録。50キロオーバーしました。今だけバイクなみ!パチパチ!
宿泊はユースホテル。今更になって、初めて利用する。安い。学校の寮みたいな感じ。お風呂とお手洗いは共同で、4人定員の相部屋が廊下伝いに並ぶ。狭い病院という雰囲気の方が近いか。本日はガラ空きで、私を含め三人しか宿泊者がいなかったとみられる。人の気配はしたけど、対面しなかったので、誰とも話はできなかった。相部屋を一人で使う。広いけど、なんかさみしーね。だけど、混んでたらアウトね、私の場合。またストレス爆発がする。
テレビをつけたら、二十四時間テレビがやっていた。体の不自由や病気や苦しみってーのは、永遠の娯楽なのか。
夜、日記をかこうとしたけど、眠気に勝てず、眠る。膝がズキズキ痛むまま、眠る。
明日は100キロ近く走るつもりなのだった。
眠い

8月27日
屈斜路→美幌
走行距離:約45キロ
今日は美幌峠を越えて宿までの走行のみ。
美幌峠は2週間前にすでに制覇した道だ。
なぜまた美幌峠に?
やっと自転車の扱いに慣れてきた。撮影は終盤に差し掛かりだというのに。
ああ、眠い
だめだ、携帯の文字は眠くなる…
ごめん、限界。寝る…
また日記を溜め込んでしまうなー
写真は美幌峠から見下ろした屈斜路湖。
携帯写真なので、わかんないかなーきれいなんだよ
あーだめ、眠ってしまうまた明日書くね
見送られるオイラ
本日のスコア
ルート:塘路キャンプ場→屈斜路
走行距離:約70キロ
青年M君とゆっくり朝食をとってからスタート。メニューはトースト、サラダ、スクランブルエッグ、野菜スープ。
M君は折りたたみ自転車をもってはいるものの、いわゆるチャリダーではない。自転車は移動するのに便利だから持ってきているだけなのだそう。遠い距離は自転車をバラして、電車やバスに乗っている。旅人ではなく、自然愛好家。気に入った山や湖があると、そこにテントを張って、暫く過ごすらしい。今回の旅行では、然別湖で一週間過ごしたとか。ナキウサギを発見したと嬉しそうだった。山の涌き水を沸かして飲む紅茶が好きという男の子だ。(北海道では、キツネの持つ細菌のため、残念ながら涌き水は飲めないのだけど)
今日は塘路キャンプ場にテントの居住を置いて、展望台を見たり、森を見て回るらしい。
私とは達古武キャンプ場で知り合った。なぜ私はそんなところにいたのか?今思うと、よくわからない。
さて、M君にに見送られて出発。本日も自転車で走るなり。
目的地は、一度通過した屈斜路。なぜ戻るのか?ナイショじゃ!
走り出しからすごい雨。ずぶ濡れになる。
ああ、でも雨の走行は嫌いじゃないさ。雨で浄化してしまおうぜよ。
屈斜路湖近くのプリンスホテルにチェックイン。
ツインで2万。
懲りずに羽振りの良い自分が好きだ。久しぶりに温泉に入れる。この二日間、お風呂に入れなかったのだ。
ああ、体が冷えて、もう眠い。
早くお風呂に入りたい。
ところで、M君の持っていたラジオで聴いたのだけど、台風の被害が出てるみたいね。みんな大丈夫ですか?
こっちに上陸しないことを祈る。
明日は走れるのかな?台風なら走るのは危険なのよね。
あとで天気予報みよーっと…今はテレビでアニメソング全集やってるからチャンネル返られないのよ。久々に水森亜土を見たよ。すげーよ、亜土ちゃん。変わらないって、すげーよ。
でも、これからの予定としては、テレビが見れない日がありそうなのだ。ラジオをもってきていないし、インターネットはできない(オイラの携帯はローテクなのだ)ので、情報が直ぐ入らない。会社の社長に台風情報をメールで教えてくださるようにお願いした。私が旅に出る前、「君の席は空けて待っている」と言って見送ってくれた。感謝。
雨がふらないといいな、目の前は峠道なのだ。
ルート:塘路キャンプ場→屈斜路
走行距離:約70キロ
青年M君とゆっくり朝食をとってからスタート。メニューはトースト、サラダ、スクランブルエッグ、野菜スープ。
M君は折りたたみ自転車をもってはいるものの、いわゆるチャリダーではない。自転車は移動するのに便利だから持ってきているだけなのだそう。遠い距離は自転車をバラして、電車やバスに乗っている。旅人ではなく、自然愛好家。気に入った山や湖があると、そこにテントを張って、暫く過ごすらしい。今回の旅行では、然別湖で一週間過ごしたとか。ナキウサギを発見したと嬉しそうだった。山の涌き水を沸かして飲む紅茶が好きという男の子だ。(北海道では、キツネの持つ細菌のため、残念ながら涌き水は飲めないのだけど)
今日は塘路キャンプ場にテントの居住を置いて、展望台を見たり、森を見て回るらしい。
私とは達古武キャンプ場で知り合った。なぜ私はそんなところにいたのか?今思うと、よくわからない。
さて、M君にに見送られて出発。本日も自転車で走るなり。
目的地は、一度通過した屈斜路。なぜ戻るのか?ナイショじゃ!
走り出しからすごい雨。ずぶ濡れになる。
ああ、でも雨の走行は嫌いじゃないさ。雨で浄化してしまおうぜよ。
屈斜路湖近くのプリンスホテルにチェックイン。
ツインで2万。
懲りずに羽振りの良い自分が好きだ。久しぶりに温泉に入れる。この二日間、お風呂に入れなかったのだ。
ああ、体が冷えて、もう眠い。
早くお風呂に入りたい。
ところで、M君の持っていたラジオで聴いたのだけど、台風の被害が出てるみたいね。みんな大丈夫ですか?
こっちに上陸しないことを祈る。
明日は走れるのかな?台風なら走るのは危険なのよね。
あとで天気予報みよーっと…今はテレビでアニメソング全集やってるからチャンネル返られないのよ。久々に水森亜土を見たよ。すげーよ、亜土ちゃん。変わらないって、すげーよ。
でも、これからの予定としては、テレビが見れない日がありそうなのだ。ラジオをもってきていないし、インターネットはできない(オイラの携帯はローテクなのだ)ので、情報が直ぐ入らない。会社の社長に台風情報をメールで教えてくださるようにお願いした。私が旅に出る前、「君の席は空けて待っている」と言って見送ってくれた。感謝。
雨がふらないといいな、目の前は峠道なのだ。
長い話
8月24日夜〜25日〜26日の朝まで、森を愛する青年(24歳)にお世話になる。
自然や野性動物の話になると止まらない人だ。本当に好きなんだろうなぁ、と感心した。
テントを貸してくれたり、ごはんを一緒に作らせてもらったり、旅行の便利グッズや地図をくれたり、薄着のオイラにフリースを貸してくれたりと、本当にお世話になった。有り難い。
その人は、口を開けば、動物やら植物やらの話になるので、オイラはさっぱりわからないのだけど、ふしぎとずっと聞いていられるのだ。夕飯や朝ごはんを一緒に作って、ゆっくり食べながら、話を何時間もする。
ああ、そういえば似たようなことがあった。
仕事の頼まれ事ついで、平野さんと氏の自宅近くで会ったとき、お茶をご馳走になったのだが、その時、色々話し込むうちに、自転車や旅の話になって、そうゆう話となると止まらない平野氏は、わざわざ自宅まで旅の写真やら何やらを取りに戻り、持ってきて見せてくれたのだ。
北海道や沖縄を旅したときの写真などを見せてもらった。「写真やビデオじゃ伝わらないんだよなー」とぼやきながらも、その時の状況など熱心に解説してくれた。
その日のことを思い出した。
そう、オイラは、好きなものについて話す人をみるのが好きだ。
話の内容はよくわからないけど、夢中になって話すその人の姿をみるのが面白い。
そうそう、私もその時、平野さんに、自分のステージの方法論とか、次やるものの構想とかを話したのだが、爆笑してくれたのが嬉しかった。
ちなみに私が今までやってきた舞台だとか、サイテーだと月刊誌にまで叩かれたテレビ番組なんかを、平野さんはぜんぶ「面白い」と笑ってくれるのだ。
それは平野さんに限らず、同じ様に笑ってくれる人がいることを、オイラは知っている。それが本当に嬉しい。それがあるから、オイラはまだまだやれるのだ。
その世話になった青年にも、私がこの旅に出ることになった理由と、撮影の事情を話したら、笑ってくれた。「誰かを探してツーリングしてる人には初めて会ったよー」だって。そりゃーそうだ。最初で最後でいいよ、そんな人物。
「最終的にどうなるか楽しみなので、作品になったら教えてね」と言ってくれた。手を振って別れた。
ああ、そうだ。
やらなくてはいけない。
待ってくれている人がいる。
そうだ、そうだ。
自然や野性動物の話になると止まらない人だ。本当に好きなんだろうなぁ、と感心した。
テントを貸してくれたり、ごはんを一緒に作らせてもらったり、旅行の便利グッズや地図をくれたり、薄着のオイラにフリースを貸してくれたりと、本当にお世話になった。有り難い。
その人は、口を開けば、動物やら植物やらの話になるので、オイラはさっぱりわからないのだけど、ふしぎとずっと聞いていられるのだ。夕飯や朝ごはんを一緒に作って、ゆっくり食べながら、話を何時間もする。
ああ、そういえば似たようなことがあった。
仕事の頼まれ事ついで、平野さんと氏の自宅近くで会ったとき、お茶をご馳走になったのだが、その時、色々話し込むうちに、自転車や旅の話になって、そうゆう話となると止まらない平野氏は、わざわざ自宅まで旅の写真やら何やらを取りに戻り、持ってきて見せてくれたのだ。
北海道や沖縄を旅したときの写真などを見せてもらった。「写真やビデオじゃ伝わらないんだよなー」とぼやきながらも、その時の状況など熱心に解説してくれた。
その日のことを思い出した。
そう、オイラは、好きなものについて話す人をみるのが好きだ。
話の内容はよくわからないけど、夢中になって話すその人の姿をみるのが面白い。
そうそう、私もその時、平野さんに、自分のステージの方法論とか、次やるものの構想とかを話したのだが、爆笑してくれたのが嬉しかった。
ちなみに私が今までやってきた舞台だとか、サイテーだと月刊誌にまで叩かれたテレビ番組なんかを、平野さんはぜんぶ「面白い」と笑ってくれるのだ。
それは平野さんに限らず、同じ様に笑ってくれる人がいることを、オイラは知っている。それが本当に嬉しい。それがあるから、オイラはまだまだやれるのだ。
その世話になった青年にも、私がこの旅に出ることになった理由と、撮影の事情を話したら、笑ってくれた。「誰かを探してツーリングしてる人には初めて会ったよー」だって。そりゃーそうだ。最初で最後でいいよ、そんな人物。
「最終的にどうなるか楽しみなので、作品になったら教えてね」と言ってくれた。手を振って別れた。
ああ、そうだ。
やらなくてはいけない。
待ってくれている人がいる。
そうだ、そうだ。
平野は待たれながら
というわけで、みなさん、「フェ○チオ北海道」お楽しみいただけましたでしょうか。
何て言われているかは安易に想像がつきます。ま、好き勝手にワーワー言ってて下さい。
さて、今までのものは長い前フリでした。
ここからは、「挿入北海道」の始まりです。
残りの7日間で核に向かいます。
さて、ここで問題です。
私はなにを追いかけているのでしょうか?
何て言われているかは安易に想像がつきます。ま、好き勝手にワーワー言ってて下さい。
さて、今までのものは長い前フリでした。
ここからは、「挿入北海道」の始まりです。
残りの7日間で核に向かいます。
さて、ここで問題です。
私はなにを追いかけているのでしょうか?
Make up the distination!
静かな時を求めて
今、テントの中にいる。
誰のかはナイショ。
あたりまえだけど、オチはこの場では公開できない。
悪しからず。
本日の走行は足どりも軽やか。
やっと北海道から開放されると思ったら、気楽に走れた。
涼しい夏から離れることだけが残念だな。長そで着てても涼しいくらいなのだ。
誰のかはナイショ。
あたりまえだけど、オチはこの場では公開できない。
悪しからず。
本日の走行は足どりも軽やか。
やっと北海道から開放されると思ったら、気楽に走れた。
涼しい夏から離れることだけが残念だな。長そで着てても涼しいくらいなのだ。
挿入できない北海道
昨晩、チャリダーTさんからメールが来た。
ウトロへ向かう途中で別れて以来、その後何度かメールがきたが、一切返信をしなかった。
なのに、まだメールをくれるのは、どうしてだろう。
内容は、
平野WANTEDビラを配ったけど情報が得られなかったとの事と、私のことがずっと気になっているとのことと、平野さんを探して一途に走る私に心を打たれたとのこと…。
あーあ…違うのに…。
忘れてくれ、頼むから。
それに、平野捜索、私じゃなくてアンタの方が頑張ってるじゃん!もう、代わりにやってくれー。こっちは最初っから負ける気でスタートしてんのよー。私が追っているのは、生中出しで責任をとらないチンポ野郎なんだよー。私がアンタにフェラしてやったのは、撮影のためであって、そこに気持ちはないんだよー。私も、私が追っている男も、そーゆー人間なんだよー。アンタが心を打たれたのは、どうしようもないイカレ女なんだよー。サムいよー。イタイよー。旅人なんて、端から見りゃ、全員サムいんだよー。私も平野もアンタも、みんな同じなんだよー。やだよーやだよー。
でも、さすがに申し訳ない気持ちになったので、「協力ありがとう。その甲斐なく惨敗です。ごめんなさい」とだけ返信しておいた。巻き込んで悪かった。
と思ったら、今朝さっそく電話がかかってきた。
ウゼェェェーーーーーーー!!!!!!!!!!!
前言撤回!もちろん、無視!野暮って言葉を知らんのか。
お前とは二度と会う気もなけりゃ、チンポを慰めてやる気もねーのよ、わかってくれ。
すっかり気持ちが固まった。実は、これで帰っていいものか、迷いがあったのだ。優しいチャリダーよ、とどめをありがとう。
オレは東京に帰る。未練はない。
とにかく、一人になりたいんだ。北海道はウザい。女一匹チャリダーは珍しいため、どこにいっても話し掛けられる。旅人には仲間扱いされる。アンチ・チャリダーTシャツを着ても、効力なし。みんなバカに親切。とにかく、すごいウザさ。並じゃねー。
ミスドで老いぼれジジイが小銭入れをぶちまければ、近くの席の人も遠くの席の人も、こぞってそれを拾って助けてあげる。そうゆう土地なのだ、北海道。
そして、極めつけは、あのバカほど広い景色。何よりも、あの広さがウザい。
負けました、完全に白ハタです、ホイホイ。
オイラにはゴミ田舎・東京がお似合いだ。
ほっといて欲しいのに、寂しい。ご都合で誰とでも。それでいい。
オイラの膣は北海道を受け入れない。
平野さんは、一人なりたくて、毎年北海道にツーリングに来る。
それは、この土地で一人になれる術を知っているからだろう。
オイラが平野さんを探す気が失せた明確な理由は、オイラ自身が、もう一人になりたかったから。オイラにとって、その土地は東京なのだ。
もう誰も追いかけたくはないし、誰にも会いたくない。何もみたくはないし、何も欲しくない。
どーせ、どこへいっても何もみつからないのだ。
何もない街に戻ろう。ただの引きこもりに戻るんだ。
ウトロへ向かう途中で別れて以来、その後何度かメールがきたが、一切返信をしなかった。
なのに、まだメールをくれるのは、どうしてだろう。
内容は、
平野WANTEDビラを配ったけど情報が得られなかったとの事と、私のことがずっと気になっているとのことと、平野さんを探して一途に走る私に心を打たれたとのこと…。
あーあ…違うのに…。
忘れてくれ、頼むから。
それに、平野捜索、私じゃなくてアンタの方が頑張ってるじゃん!もう、代わりにやってくれー。こっちは最初っから負ける気でスタートしてんのよー。私が追っているのは、生中出しで責任をとらないチンポ野郎なんだよー。私がアンタにフェラしてやったのは、撮影のためであって、そこに気持ちはないんだよー。私も、私が追っている男も、そーゆー人間なんだよー。アンタが心を打たれたのは、どうしようもないイカレ女なんだよー。サムいよー。イタイよー。旅人なんて、端から見りゃ、全員サムいんだよー。私も平野もアンタも、みんな同じなんだよー。やだよーやだよー。
でも、さすがに申し訳ない気持ちになったので、「協力ありがとう。その甲斐なく惨敗です。ごめんなさい」とだけ返信しておいた。巻き込んで悪かった。
と思ったら、今朝さっそく電話がかかってきた。
ウゼェェェーーーーーーー!!!!!!!!!!!
前言撤回!もちろん、無視!野暮って言葉を知らんのか。
お前とは二度と会う気もなけりゃ、チンポを慰めてやる気もねーのよ、わかってくれ。
すっかり気持ちが固まった。実は、これで帰っていいものか、迷いがあったのだ。優しいチャリダーよ、とどめをありがとう。
オレは東京に帰る。未練はない。
とにかく、一人になりたいんだ。北海道はウザい。女一匹チャリダーは珍しいため、どこにいっても話し掛けられる。旅人には仲間扱いされる。アンチ・チャリダーTシャツを着ても、効力なし。みんなバカに親切。とにかく、すごいウザさ。並じゃねー。
ミスドで老いぼれジジイが小銭入れをぶちまければ、近くの席の人も遠くの席の人も、こぞってそれを拾って助けてあげる。そうゆう土地なのだ、北海道。
そして、極めつけは、あのバカほど広い景色。何よりも、あの広さがウザい。
負けました、完全に白ハタです、ホイホイ。
オイラにはゴミ田舎・東京がお似合いだ。
ほっといて欲しいのに、寂しい。ご都合で誰とでも。それでいい。
オイラの膣は北海道を受け入れない。
平野さんは、一人なりたくて、毎年北海道にツーリングに来る。
それは、この土地で一人になれる術を知っているからだろう。
オイラが平野さんを探す気が失せた明確な理由は、オイラ自身が、もう一人になりたかったから。オイラにとって、その土地は東京なのだ。
もう誰も追いかけたくはないし、誰にも会いたくない。何もみたくはないし、何も欲しくない。
どーせ、どこへいっても何もみつからないのだ。
何もない街に戻ろう。ただの引きこもりに戻るんだ。
帰ろう

昨夜、久々に制作会社の方と電話する。
平野さんは生きているそう。ちょっと素で心配だったので、会社の人に安否を確認してもらったのだ。
本人いわく、
「苅谷には、沖縄に移ったとでも言っといて下さい」
とのこと。
なるほど。
OK。
とにかく、明後日には帰るのだ。
ラストシーン
帰りの航空券を買った。
26日に東京に帰る。
残りの3日間は、北海道でのオチをつけるための日に当てることにする。
くだらないラストシーンを数カット撮る。
そのうちのひとつ、「平野」という名前のお店の前で、「平野さんを発見しました!」というシーンを撮った。我ながらサムい。
一日中、釧路をうろうろするが、キマらない。
またホテルに泊まる。
釧路の夜は肌寒く、秋の気温。風邪をひきそうな予感がする。早めに薬を飲むか。
26日に東京に帰る。
残りの3日間は、北海道でのオチをつけるための日に当てることにする。
くだらないラストシーンを数カット撮る。
そのうちのひとつ、「平野」という名前のお店の前で、「平野さんを発見しました!」というシーンを撮った。我ながらサムい。
一日中、釧路をうろうろするが、キマらない。
またホテルに泊まる。
釧路の夜は肌寒く、秋の気温。風邪をひきそうな予感がする。早めに薬を飲むか。
ドキュメンタリーにオチはナシ
雨の一日だった。
山道で土砂降りがピークに。
いつもこの調子だなぁ。ついてない。
おかげで、自転車も合羽も荷物も泥だらけになってしまった。
道東は北海道の中でも寒い地域だそうで、この季節でも気温は20度前後が平均らしい。今日は、最高気温が20度くらいだったと思う。ちなみに、明日の最高気温の予想は18度。今日のように雨が降ると、体が冷えて寒いくらい。
雨の日は紫外線が弱いので、肌には嬉しいのだけど、自転車で走るには辛い。
タイヤは重くなるし、滑って危ないし、あちこち泥だらけになるし、風が吹くと寒いし。
でも、そんなことはどーだっていいのだ。
困ったのは、雨が降ると、カメラが回せない。
水気で故障してしまう危険があるから。
防水用のレインカバーなんてもんは、簡易的なものでアテにならないので、雨や湿気の多いときはカメラを守ることに徹底する。
とにかく、これが壊れてしまったら、ジ・エンドなのだ。
といっても、ちょっとの雨や霧の時も、隙をみては短いカットを撮ったりはしていたのだが、今日の雨はとてもカメラを取り出せるようなものでなかった。
降り止まない雨の坂道を自転車を押して歩く。
トラックの水しぶきに直撃を食らう。
できそこないの合羽は、2日連続の雨に弱って、水を吸い込む。
雨で重量が増す。
重い。
腕と足で鉄を引きずる。
手首が折れそう。膝がズキズキ痛む。
行き場のない憤りがこみ上げる。
膿が破裂しそう。
山道の真ん中で、発狂しそうになった。
自転車も荷物もバラバラにぶち壊したかった。
でも、キレなかった。
なぜなら、カメラが回っていないから。
回ってないところで狂ってもしょうがない。
オイラは人に見せるためにやっているのだ。誰も見てないところでは、何をやっても無駄。
オイラは、いつも他人のためにやっている。
ステージもそう。
他人に見せるためだから、ああゆうことが出来るのだ。
でなければ、やらない。
それなのに、回ってないところで、なぜこんな目に遭わなきゃいけないんだ。
誰も見てねーじゃねーか。
オイラは自転車バカじゃないんだ。現状を楽しむことなんか、できない。苦痛だ。
いったい、何をしに来てるんだ、オイラは。
素面で痛い目にあってどうする。
何を飲み込まれてるんだ。
北海道をペロペロ舐めるつもりじゃなかったのか。
舐められてどうする。
実際、舐めていた。
北海道は広すぎる。
みつかるわけがない。いまさら気づいた。
すっかり北海道に迎合している。
バカか、オレは。
このパノラマなバカ田舎の言いなりじゃないか。
気の利かない旅館のルールに合わせたり、バカな浮浪者共に機嫌をとったり、平野の「フェラぐらいはないとねぇ〜」の一言で簡単にフェラチオシーンを撮ったり。
何をやってんだ。ふざけんなだ。バカヤロウだ。
オイラは自転車も旅も田舎も嫌いなんだ。
自然なんてまっぴらゴメン!テクノロジー万歳!
どうせチンポなんだよ、すべて。平野もチンポ野郎だ。オレはただのバカだ。
すっかり冷めた。
やめだ!
ドキュメンタリー!?オチなんかねーよ、テメーでキメてやる。
すべてを台無しに、すべてを棒に振る。
どんなに綺麗な景色も、愛も、運命も、すべてを無力に。すべてをゼロに。そんで、やりっぱなしで消えるんだ。
そう、オイラはいつでも、そうゆうもんをやってきた。
カラクリをバラすようで悪いが、少女単体はまさにその象徴。
オイラはそれがやりたくて少女単体を始めたのだ。
そして、自分が表に出るときは、少女単体ありきでしかあり得ないと思っている。
自分がホンモノのパンクスになれないと気付いたのは、6年前。
気付くのが遅かった。
オイラは所詮、恵まれた家庭に生まれた我儘なクソガキなのだ。
縛られるのが大嫌いで、思うように行かないことが受け入れられない。
誰にもなりたくなければ、どこにも行きたくない。
生まれたときから、生まれてこなければよかったと思っている。
ああ、道楽だ。ヒマなんだ。遊んで死にたい。
どーせ、自意識と矛盾だけの世界だ。
女にはなりたくない。ずっと女の子でいたい。
死ぬまで12歳でいたい。
敬愛する平野先生、サヨウナラ。
自分でオチます。
どーにでもなれ。
山道で土砂降りがピークに。
いつもこの調子だなぁ。ついてない。
おかげで、自転車も合羽も荷物も泥だらけになってしまった。
道東は北海道の中でも寒い地域だそうで、この季節でも気温は20度前後が平均らしい。今日は、最高気温が20度くらいだったと思う。ちなみに、明日の最高気温の予想は18度。今日のように雨が降ると、体が冷えて寒いくらい。
雨の日は紫外線が弱いので、肌には嬉しいのだけど、自転車で走るには辛い。
タイヤは重くなるし、滑って危ないし、あちこち泥だらけになるし、風が吹くと寒いし。
でも、そんなことはどーだっていいのだ。
困ったのは、雨が降ると、カメラが回せない。
水気で故障してしまう危険があるから。
防水用のレインカバーなんてもんは、簡易的なものでアテにならないので、雨や湿気の多いときはカメラを守ることに徹底する。
とにかく、これが壊れてしまったら、ジ・エンドなのだ。
といっても、ちょっとの雨や霧の時も、隙をみては短いカットを撮ったりはしていたのだが、今日の雨はとてもカメラを取り出せるようなものでなかった。
降り止まない雨の坂道を自転車を押して歩く。
トラックの水しぶきに直撃を食らう。
できそこないの合羽は、2日連続の雨に弱って、水を吸い込む。
雨で重量が増す。
重い。
腕と足で鉄を引きずる。
手首が折れそう。膝がズキズキ痛む。
行き場のない憤りがこみ上げる。
膿が破裂しそう。
山道の真ん中で、発狂しそうになった。
自転車も荷物もバラバラにぶち壊したかった。
でも、キレなかった。
なぜなら、カメラが回っていないから。
回ってないところで狂ってもしょうがない。
オイラは人に見せるためにやっているのだ。誰も見てないところでは、何をやっても無駄。
オイラは、いつも他人のためにやっている。
ステージもそう。
他人に見せるためだから、ああゆうことが出来るのだ。
でなければ、やらない。
それなのに、回ってないところで、なぜこんな目に遭わなきゃいけないんだ。
誰も見てねーじゃねーか。
オイラは自転車バカじゃないんだ。現状を楽しむことなんか、できない。苦痛だ。
いったい、何をしに来てるんだ、オイラは。
素面で痛い目にあってどうする。
何を飲み込まれてるんだ。
北海道をペロペロ舐めるつもりじゃなかったのか。
舐められてどうする。
実際、舐めていた。
北海道は広すぎる。
みつかるわけがない。いまさら気づいた。
すっかり北海道に迎合している。
バカか、オレは。
このパノラマなバカ田舎の言いなりじゃないか。
気の利かない旅館のルールに合わせたり、バカな浮浪者共に機嫌をとったり、平野の「フェラぐらいはないとねぇ〜」の一言で簡単にフェラチオシーンを撮ったり。
何をやってんだ。ふざけんなだ。バカヤロウだ。
オイラは自転車も旅も田舎も嫌いなんだ。
自然なんてまっぴらゴメン!テクノロジー万歳!
どうせチンポなんだよ、すべて。平野もチンポ野郎だ。オレはただのバカだ。
すっかり冷めた。
やめだ!
ドキュメンタリー!?オチなんかねーよ、テメーでキメてやる。
すべてを台無しに、すべてを棒に振る。
どんなに綺麗な景色も、愛も、運命も、すべてを無力に。すべてをゼロに。そんで、やりっぱなしで消えるんだ。
そう、オイラはいつでも、そうゆうもんをやってきた。
カラクリをバラすようで悪いが、少女単体はまさにその象徴。
オイラはそれがやりたくて少女単体を始めたのだ。
そして、自分が表に出るときは、少女単体ありきでしかあり得ないと思っている。
自分がホンモノのパンクスになれないと気付いたのは、6年前。
気付くのが遅かった。
オイラは所詮、恵まれた家庭に生まれた我儘なクソガキなのだ。
縛られるのが大嫌いで、思うように行かないことが受け入れられない。
誰にもなりたくなければ、どこにも行きたくない。
生まれたときから、生まれてこなければよかったと思っている。
ああ、道楽だ。ヒマなんだ。遊んで死にたい。
どーせ、自意識と矛盾だけの世界だ。
女にはなりたくない。ずっと女の子でいたい。
死ぬまで12歳でいたい。
敬愛する平野先生、サヨウナラ。
自分でオチます。
どーにでもなれ。
シミュレーション
平野さんからメールの返事が来ない。
なぜだろう?
いつもはその日のうちに返事をくれるのに・・・
考えられるケースは以下の通り。
1.死んだ
2.怪我or病気
3.携帯なくした
4.携帯の充電器をなくした
5.電波の入らない場所にいる
6.ヒントを与えたくない
7.ヒントのための「条件」を考え中
8.忙しい(今回の旅行中に執筆作業もしているそうなので)
9.単純に面倒い
10.メールの受信に気づいていない
8,9,10辺りが有力
なぜだろう?
いつもはその日のうちに返事をくれるのに・・・
考えられるケースは以下の通り。
1.死んだ
2.怪我or病気
3.携帯なくした
4.携帯の充電器をなくした
5.電波の入らない場所にいる
6.ヒントを与えたくない
7.ヒントのための「条件」を考え中
8.忙しい(今回の旅行中に執筆作業もしているそうなので)
9.単純に面倒い
10.メールの受信に気づいていない
8,9,10辺りが有力
釧路に着いた
生牡蠣
本日の夕食

本日のお夕食メニュー
生牡蠣、牡蠣鍋、牡蠣の生姜漬け、カキフライ、アサリのガーリック焼き、さんま、さざえ、刺身(甘えび、ほたて、あじ)、おすいもの(大根、じゃがいも、タラ)、漬物、サラダ
牡蠣オンパレード!美味い!
厚岸についた

さっき、厚岸に着いた。
根室→厚岸
走行距離:約80キロ
着いた頃にはすっかり真っ暗になっていた。ちょうど街灯のない山道を走行中に日が落ちたので、焦った。なんとか厚岸駅前のホテルに流れ込む。空室があってよかった。
ところで、日記はせっかくリアルタイムで公開できるので、小まめに書こう。その方が楽だ。
今日もツインルームで広々快適。
写真のベッドの上の服は、合羽。(見にくい?)途中から雨が振り出したのだ。雨の走行ももう慣れたなぁ…。それにしても、雨の日はいつも峠や山道にぶつかるなぁ…。
ちなみに、河童はNORTH FACEというアウトドアブランドの。ピンクのやつ。
目的地がわからない
「隊長、最後のヒントを下さい。」
昨夜、平野さんにメールした。
タイムリミットは、あと約一週間。
ただし、平野さんの言う、「条件」とやらを果たさなければ、ヒントはもらえない。とりあえず、条件を聞こう。探すか探さないかは条件次第で考えよう。
気持ちとしては、もう探したくない。一秒でも早く帰りたいのだ。でも、平野さんを発見できぬ終いで、どうやって東京に帰ればいいのか…
この作品のオチは?
どうやって終わらせたらいいの?
終わらせたい!
でも、どうやって?
ヒントのための「条件」だけど、鬼監督・平野のことだから、必ず無理難題をけしかけてくることはわかっている。ラストヒントということで、かなりキツめの指令を出してくることだろう。
オイラはそれをクリア出来るのか?そもそも、試みようとするのか?自分が疑わしい。
それに、例え、うまく平野さんに会えたとしても…、
それでいいのか?
今までの過程で、私は「おもしろいもの」が撮れているのか?
確信が持てない。
だめだ、これじゃ。
帰れない。
平野さんにおんぶにだっこ状態の自分が情けない。
なんでこうなんだ、オイラは…
私に期待をかけてくれている人もいるのに。
がっかりさせたくない。
どうしよう、帰れない。
釧路に行っても、帰れない。
根室にいても仕方ない。
時間が過ぎていく。
早く目的地を決めないと、夜になっちゃう。
目的地がわからない。
どこへいけばいいの?
昨夜、平野さんにメールした。
タイムリミットは、あと約一週間。
ただし、平野さんの言う、「条件」とやらを果たさなければ、ヒントはもらえない。とりあえず、条件を聞こう。探すか探さないかは条件次第で考えよう。
気持ちとしては、もう探したくない。一秒でも早く帰りたいのだ。でも、平野さんを発見できぬ終いで、どうやって東京に帰ればいいのか…
この作品のオチは?
どうやって終わらせたらいいの?
終わらせたい!
でも、どうやって?
ヒントのための「条件」だけど、鬼監督・平野のことだから、必ず無理難題をけしかけてくることはわかっている。ラストヒントということで、かなりキツめの指令を出してくることだろう。
オイラはそれをクリア出来るのか?そもそも、試みようとするのか?自分が疑わしい。
それに、例え、うまく平野さんに会えたとしても…、
それでいいのか?
今までの過程で、私は「おもしろいもの」が撮れているのか?
確信が持てない。
だめだ、これじゃ。
帰れない。
平野さんにおんぶにだっこ状態の自分が情けない。
なんでこうなんだ、オイラは…
私に期待をかけてくれている人もいるのに。
がっかりさせたくない。
どうしよう、帰れない。
釧路に行っても、帰れない。
根室にいても仕方ない。
時間が過ぎていく。
早く目的地を決めないと、夜になっちゃう。
目的地がわからない。
どこへいけばいいの?
帰ろう
ホテルで発狂

根室で3泊。
ばかみたい。
3日目の今日は安いホテルに泊まったため、その部屋の狭さと設備の悪さに苛々が募る。
なんで部屋にドライヤーがないわけ!?髪が乾かないじゃない!しかも、ランドリーがないから洗濯できないし。それに暑いし!(北海道のホテルにはクーラーがないところが多いのだ。だから、逆に暑い日は不快指数が高まる)
もういや!!!!
もういや!!!!
もういや!!!!
今すぐ家に帰りたい!!!
一日中、部屋の中にいたい。ヘッドフォンをして、大音量でパンクを聴きたい。
もういい。
もういいよ。
キングサーモン漬丼
また根室

ノサップ岬からまた根室市街へ戻って来た。
走行距離:約47キロ
最東端までいって戻ってきただけ
なにやってんだろう…
8月が終わってしまう。平野さんが北海道にいるのは8月いっぱいまで。時間がない。このままタイムアウトで東京に帰るのか。地獄のように暑い東京の夏に。
どうしたらいいかわからない
のさっぷみさき
どこへいけばいいの?

昨日は何もしなかった。
根室に2泊。
ずっとテレビを見ていた。
たまっていた日記を書いた。
以上。
直ぐ先に、最東端、納紗布岬がある。
多くのライダーや観光客がここへ向かう。
オイラは立ち止まる。
行ったところで何もない。
でも、ここでこうしているわけにもいかない。
とりあえず、最東端へいくか…
別海から根室へ
8月18日
曇り
別海→根室
走行距離:約50キロ
牛以外、何もない街(とは程遠い街)別海を離れる。
正直、もう自転車に乗る気がしない。
根室にも向かいたくない。
平野さんからの最後のヒントが来た日から、5日が経過している。
根室に向かっても、もう無駄だろう。
新しいヒントは得られなかったし、どこへ向かったらいいのか。
わからない。
とりあえず、平野さんが5日前には居たと思われる、根室半島に行ってみよう。
足取り重く、今日もスタート。
牧草地の中の国道をまっすぐ進む。
牛がいる。
もうすぐ死んでしまう、牛。
すぐ隣を、大型トラックがスピードを出して通過する。
倒れないようにハンドルを強く握る。
もう、毎度のことだ。
同じ景色が広がる。ぞっとする。
本当に、もういやなのだ。
日焼けしないように長袖を2枚も着込んで自転車で走るのも。
毎朝、重い荷物を積むのも。
この発展途上国のようなド田舎も。
もう、うんざり。
もう、たくさん。
手の甲がだいぶ日焼けしたみたいだ。
グローブをしているんだけど、休憩中やカメラをいじるときに何度も外すので、その隙に焼けるのだろう。日焼け止めを塗ってはいるものの、手はよく動かしたり、洗ったりするので、そのたびに落ちてしまうのだ。気づいたら、腕の白さと比べると、手の甲の黒さが顕著にわかるくらいに焼けてしまった。大ショック…。それに、顔や首周りも、前に比べると確実に焼けている。もういやだ…。今まで命をかけて白い肌を守ってきたのに。今までの努力は一体…。泣きたい…。
それに、毎日同じ服を着るのも、すっごく嫌!!
荷物を減らした際に、着るものを2着に絞ってしまったのだ。
毎夜、コインランドリーか手洗いで洗濯をして、2着を着まわしている。
いつも着ているのは、紫外線防止用の黒い長袖Tシャツと、その上にネルシャツ。下はアウトドア用のパンツ。5ポケットで機能的なもの。毎日、自転車を漕ぐしかやることがないのだから、コレ以外の服装は結局無駄なのだ。でも本当は、こんな服、毎日着たくない。
ワンピースが着たい。
この旅の企画が決定するより前に、今年の夏用に、ワンピースを10着も買った。そのうち3着はフランスの古着。60年代モノ。乙女度高し。可愛いのだ。んで、残りはインドネシアとタイのワンピ。オイラは、アジア服が大好きなのだ!特に、今年買ったアオザイっぽいワンピースは大のお気に入り!この夏は着倒すつもりでいた。なのに、今は東京の部屋でおねんねしている。もったいない…。せっかく買ったのに。夏が終わってしまう。
だんだん、東京の部屋が心配になってきた。
一通り、きれいに片付けて出てきたけど、暑さで蒸し風呂状態になっていやしないだろうか…。換気をしないと不安だ。布団もこまめに干したいのに。そわそわする…
それと、どうやらこの数日間で、虫歯になったようなのだ。
左上の奥歯が痛い。歯茎も腫れている。きっと、過度のストレスで甘いものばかり食べていたからだと思う。ここ連日、お菓子を食べる量が半端じゃない。運動量は増えたけど、逆にどんどん太ってきている。それに、自転車のせいで、筋肉がついたみたい。足とか腕が筋肉質になっているのがわかる。嫌だ!!オイラ、筋肉なんか要らない!ひきこもりのイメージが崩れちゃう!それが売りなのに!オイラは、白くてプニプニしてて、筋肉ゼロ、贅肉と水だけの自分の体が好きなのだ。
それにしても、わからない。
この田舎に住む人たちは、何が楽しくてここにいるのか。
朝日が昇ると共に起きて、日が沈むと寝るモードに入る、それが続く毎日。
コンビニに行くのに車を要する、この土地。
20キロ先を「すぐそこ」という、この土地。
洋服屋もレコード屋も、ライブハウスもない、この土地。
何をするのにも不自由。ハイテクとは程遠い。完全に遅れている。
スローライフ?やめてよ、吐き気がする。
週末にライブに行けない生活だなんて、考えただけでも気が狂う。
そう、こちらに着いてからというもの、音楽を聴いていない。ツラい。下北沢に行きたい。デカい音が欲しい!モッシュしたい。ダイブしたい。オイラ、サマーソニックに行きたかったよ!!!!!
精神と肉体の疲れがピークにきていた。
根室近くのサービスアリアで、休憩中、一人のチャリダーの兄ちゃん、Iさんと出会った。
先にIさんの自転車が駐輪所に停車されていたので、オイラもその隣に並べて自転車を停めた。
そしたら、向こうから話しかけてくれた。
人当たりの良い、好青年だ。フロム東京。マウンテンバイクに乗っていて、モロ選手みたいな格好をしている。
聞くと、Iさんは、行く先々で私を目撃していたらしく、このサービスエリアが3度目の目撃なのだそうだ。なんと、羅臼港で私が「アンチ チャリダー」Tシャツを作っているところも目撃されていた!恥ずかしいー!
「アンチ チャリダーだから、話しかけないほうがいいのかなーって思ったんですけど…」なんて言っていた。うむ、正しいよ、君は。それよりも、ちゃんとTシャツの文字、目立ってるのね。安心した。半ば、ヤリ損かと思ってたわ。
どうやら、羅臼あたりから、同じルートを辿ってきたらしく、Iさんは、もう根室半島、納沙布岬を回って、私とは逆方向の釧路に向かうところなんだそうだ。
しばらく話す。
どうせ、方面が違うので、獲物にする気はない。
それに、このIさんは普通の人なので、特においしいネタにはなりそうにもない。
平野さんを追っていること、男のテントに泊まったこと、全裸で牧草地を走ったことなどを、試しに話してみた。
「一昨日は、キ○ガイ野郎のテントに泊まりましたよー」と話したら、
「そちらもねー」との返し。
正解。
クールだ。
しかも、この人はスポーツとして自転車を楽しんでいるだけの東京ボーイらしく、旅自体に関しては、「天候が悪いから、もう帰ろうと思う」程度のノリなのだ。一応、テントでキャンプな旅をしてはいるものの、暑苦しくない。おぼっちゃんのバカンスといった感じ。うんうん、こうゆう人は好きだ。
オイラの旅について、他のチャリダーによく聞かれるのは、
(チャリダーのほどんどはテント生活なのだ)
「毎日ホテルに泊まってて、出費がキツくないっすかー」ということだが、キツくないわけがない。今回の旅費は、すべて自腹なのだから。制作会社からは、カメラ1台を頂いているだけで、お金はどこからも出ていない。もともとは、自分の私利私欲から始まっている企画なので、別にそれで当たり前なのだ。カメラが借りれて、いざという時のためのバックアップがついてくれただけでもありがたいことだ。
金のことで心配をするのは野暮だ。オイラはテントで苦しい思いをするくらいなら、金を出してホテルに泊まるほうを簡単にセレクトする。せっかく北海道にいるんだから、郷土の美味しいものを食べるし、お水も買う。金は使うためのものであって、ケチるためのものではない。金を使うから経済は回る。使わなければ不況は変わらない。それがオイラの持論。貧乏人は嫌いだ。貧乏なのには理由があるのだ。働かないからだ。言い訳は無用。動けばいい。頭や体を使えばいい。それだけだ。貧乏になるくらいなら、死んだほうがマシだ。
根室に到着。
いたるところに蟹の看板。
ホテルのツインルームに宿泊。
花咲蟹を食べる。ここでしかとれない蟹。
平野さんが5日前、ここにいたと思われる。
でも、私はもう、探す気が失せていた。
北海道は広すぎる。
いや、それだけじゃなくて。
もう、探したくないのだ。
曇り
別海→根室
走行距離:約50キロ
牛以外、何もない街(とは程遠い街)別海を離れる。
正直、もう自転車に乗る気がしない。
根室にも向かいたくない。
平野さんからの最後のヒントが来た日から、5日が経過している。
根室に向かっても、もう無駄だろう。
新しいヒントは得られなかったし、どこへ向かったらいいのか。
わからない。
とりあえず、平野さんが5日前には居たと思われる、根室半島に行ってみよう。
足取り重く、今日もスタート。
牧草地の中の国道をまっすぐ進む。
牛がいる。
もうすぐ死んでしまう、牛。
すぐ隣を、大型トラックがスピードを出して通過する。
倒れないようにハンドルを強く握る。
もう、毎度のことだ。
同じ景色が広がる。ぞっとする。
本当に、もういやなのだ。
日焼けしないように長袖を2枚も着込んで自転車で走るのも。
毎朝、重い荷物を積むのも。
この発展途上国のようなド田舎も。
もう、うんざり。
もう、たくさん。
手の甲がだいぶ日焼けしたみたいだ。
グローブをしているんだけど、休憩中やカメラをいじるときに何度も外すので、その隙に焼けるのだろう。日焼け止めを塗ってはいるものの、手はよく動かしたり、洗ったりするので、そのたびに落ちてしまうのだ。気づいたら、腕の白さと比べると、手の甲の黒さが顕著にわかるくらいに焼けてしまった。大ショック…。それに、顔や首周りも、前に比べると確実に焼けている。もういやだ…。今まで命をかけて白い肌を守ってきたのに。今までの努力は一体…。泣きたい…。
それに、毎日同じ服を着るのも、すっごく嫌!!
荷物を減らした際に、着るものを2着に絞ってしまったのだ。
毎夜、コインランドリーか手洗いで洗濯をして、2着を着まわしている。
いつも着ているのは、紫外線防止用の黒い長袖Tシャツと、その上にネルシャツ。下はアウトドア用のパンツ。5ポケットで機能的なもの。毎日、自転車を漕ぐしかやることがないのだから、コレ以外の服装は結局無駄なのだ。でも本当は、こんな服、毎日着たくない。
ワンピースが着たい。
この旅の企画が決定するより前に、今年の夏用に、ワンピースを10着も買った。そのうち3着はフランスの古着。60年代モノ。乙女度高し。可愛いのだ。んで、残りはインドネシアとタイのワンピ。オイラは、アジア服が大好きなのだ!特に、今年買ったアオザイっぽいワンピースは大のお気に入り!この夏は着倒すつもりでいた。なのに、今は東京の部屋でおねんねしている。もったいない…。せっかく買ったのに。夏が終わってしまう。
だんだん、東京の部屋が心配になってきた。
一通り、きれいに片付けて出てきたけど、暑さで蒸し風呂状態になっていやしないだろうか…。換気をしないと不安だ。布団もこまめに干したいのに。そわそわする…
それと、どうやらこの数日間で、虫歯になったようなのだ。
左上の奥歯が痛い。歯茎も腫れている。きっと、過度のストレスで甘いものばかり食べていたからだと思う。ここ連日、お菓子を食べる量が半端じゃない。運動量は増えたけど、逆にどんどん太ってきている。それに、自転車のせいで、筋肉がついたみたい。足とか腕が筋肉質になっているのがわかる。嫌だ!!オイラ、筋肉なんか要らない!ひきこもりのイメージが崩れちゃう!それが売りなのに!オイラは、白くてプニプニしてて、筋肉ゼロ、贅肉と水だけの自分の体が好きなのだ。
それにしても、わからない。
この田舎に住む人たちは、何が楽しくてここにいるのか。
朝日が昇ると共に起きて、日が沈むと寝るモードに入る、それが続く毎日。
コンビニに行くのに車を要する、この土地。
20キロ先を「すぐそこ」という、この土地。
洋服屋もレコード屋も、ライブハウスもない、この土地。
何をするのにも不自由。ハイテクとは程遠い。完全に遅れている。
スローライフ?やめてよ、吐き気がする。
週末にライブに行けない生活だなんて、考えただけでも気が狂う。
そう、こちらに着いてからというもの、音楽を聴いていない。ツラい。下北沢に行きたい。デカい音が欲しい!モッシュしたい。ダイブしたい。オイラ、サマーソニックに行きたかったよ!!!!!
精神と肉体の疲れがピークにきていた。
根室近くのサービスアリアで、休憩中、一人のチャリダーの兄ちゃん、Iさんと出会った。
先にIさんの自転車が駐輪所に停車されていたので、オイラもその隣に並べて自転車を停めた。
そしたら、向こうから話しかけてくれた。
人当たりの良い、好青年だ。フロム東京。マウンテンバイクに乗っていて、モロ選手みたいな格好をしている。
聞くと、Iさんは、行く先々で私を目撃していたらしく、このサービスエリアが3度目の目撃なのだそうだ。なんと、羅臼港で私が「アンチ チャリダー」Tシャツを作っているところも目撃されていた!恥ずかしいー!
「アンチ チャリダーだから、話しかけないほうがいいのかなーって思ったんですけど…」なんて言っていた。うむ、正しいよ、君は。それよりも、ちゃんとTシャツの文字、目立ってるのね。安心した。半ば、ヤリ損かと思ってたわ。
どうやら、羅臼あたりから、同じルートを辿ってきたらしく、Iさんは、もう根室半島、納沙布岬を回って、私とは逆方向の釧路に向かうところなんだそうだ。
しばらく話す。
どうせ、方面が違うので、獲物にする気はない。
それに、このIさんは普通の人なので、特においしいネタにはなりそうにもない。
平野さんを追っていること、男のテントに泊まったこと、全裸で牧草地を走ったことなどを、試しに話してみた。
「一昨日は、キ○ガイ野郎のテントに泊まりましたよー」と話したら、
「そちらもねー」との返し。
正解。
クールだ。
しかも、この人はスポーツとして自転車を楽しんでいるだけの東京ボーイらしく、旅自体に関しては、「天候が悪いから、もう帰ろうと思う」程度のノリなのだ。一応、テントでキャンプな旅をしてはいるものの、暑苦しくない。おぼっちゃんのバカンスといった感じ。うんうん、こうゆう人は好きだ。
オイラの旅について、他のチャリダーによく聞かれるのは、
(チャリダーのほどんどはテント生活なのだ)
「毎日ホテルに泊まってて、出費がキツくないっすかー」ということだが、キツくないわけがない。今回の旅費は、すべて自腹なのだから。制作会社からは、カメラ1台を頂いているだけで、お金はどこからも出ていない。もともとは、自分の私利私欲から始まっている企画なので、別にそれで当たり前なのだ。カメラが借りれて、いざという時のためのバックアップがついてくれただけでもありがたいことだ。
金のことで心配をするのは野暮だ。オイラはテントで苦しい思いをするくらいなら、金を出してホテルに泊まるほうを簡単にセレクトする。せっかく北海道にいるんだから、郷土の美味しいものを食べるし、お水も買う。金は使うためのものであって、ケチるためのものではない。金を使うから経済は回る。使わなければ不況は変わらない。それがオイラの持論。貧乏人は嫌いだ。貧乏なのには理由があるのだ。働かないからだ。言い訳は無用。動けばいい。頭や体を使えばいい。それだけだ。貧乏になるくらいなら、死んだほうがマシだ。
根室に到着。
いたるところに蟹の看板。
ホテルのツインルームに宿泊。
花咲蟹を食べる。ここでしかとれない蟹。
平野さんが5日前、ここにいたと思われる。
でも、私はもう、探す気が失せていた。
北海道は広すぎる。
いや、それだけじゃなくて。
もう、探したくないのだ。
WANTED
全裸で走った牧草
ヒントはくれない
8月17日
標津→別海町
走行距離:約40キロ
うさぎとの一発を終えて、別れる。
エロジジイはきぐるみを着て、すっかり「うさぎ」に変身していた。
ほんとうは標津から根室まで行きたかったが、寝不足に60キロ以上の走行は危険なので、断念して、途中の別海まで行くことにする。
本当に休みたかったので、今回はあらかじめ宿に電話を入れて予約しておいた。
平野隊長には、目的地に着いてから、うさぎとの一件を報告しよう。
それで、ヒントを得よう。
面白いものが撮れたら、ヒントをくれるはず。
別海温泉について、すぐにメールをした。
そしたら!!!!
========
8/17 19:28
平野勝之
おまえな、誰がヒントなんかやるって言ったよ 笑 それは次の俺の条件やったらの約束だろ?早とちりするなよ 笑 着ぐるみの奴の件でヒントやるなんて一言も言ってないよ。じゃな 笑
========
何ですってーーーーーーーーーーーーーーーー
すべてはヒントを得るためにやったことなにのにぃぃーーーー!!!
脱力・・・・・・・・・
疲れがドっと出る・・・
いや、でも、確かに私の勘違いに違いはないのだけど・・・
前のメールをさかのぼってみたら、「次の条件考えておく」と平野さんのメールの文章に書かれていた。
ああ、、、、、
まあいいや、、妙な画が撮れた事だし。それはそれとしよう。
それにしても、条件って何だよ?
怖いよーーー!!!
その後、ちょっと泣き言を言ったら、やはり応援してくれる返事をくれた。
この旅行に入ってから、つくづく、平野勝之の偉大さを思い知らされる。
私なんか、まだぜんぜんダメ。
どうゆうところがダメかは書かない。
自分でよくわかっているから。
この日の最後のメール。
======
8/17 20:15
平野勝之
いいか。おまえの作るものがおまえにとっては命綱なんだからな。もう骨身に染みただろ 笑
======
8/17 20:25
染みました・・・
======
覚え書き:
標津から別海までは、単調な牧草地が続き、道も平坦。
眠気が襲ってきて、またもや一瞬、居眠り運転。
「牛横断注意」の標識アリ。
この平坦な道に反抗するため、牧草地に入り込み、全裸で自転車に乗って駆け下りるシーンを撮影する。
スリル満点。
ワンテイクのみ。
別海温泉、居心地悪し。
牛鍋と、海鮮料理をいただく。味はまあまあ。
標津→別海町
走行距離:約40キロ
うさぎとの一発を終えて、別れる。
エロジジイはきぐるみを着て、すっかり「うさぎ」に変身していた。
ほんとうは標津から根室まで行きたかったが、寝不足に60キロ以上の走行は危険なので、断念して、途中の別海まで行くことにする。
本当に休みたかったので、今回はあらかじめ宿に電話を入れて予約しておいた。
平野隊長には、目的地に着いてから、うさぎとの一件を報告しよう。
それで、ヒントを得よう。
面白いものが撮れたら、ヒントをくれるはず。
別海温泉について、すぐにメールをした。
そしたら!!!!
========
8/17 19:28
平野勝之
おまえな、誰がヒントなんかやるって言ったよ 笑 それは次の俺の条件やったらの約束だろ?早とちりするなよ 笑 着ぐるみの奴の件でヒントやるなんて一言も言ってないよ。じゃな 笑
========
何ですってーーーーーーーーーーーーーーーー
すべてはヒントを得るためにやったことなにのにぃぃーーーー!!!
脱力・・・・・・・・・
疲れがドっと出る・・・
いや、でも、確かに私の勘違いに違いはないのだけど・・・
前のメールをさかのぼってみたら、「次の条件考えておく」と平野さんのメールの文章に書かれていた。
ああ、、、、、
まあいいや、、妙な画が撮れた事だし。それはそれとしよう。
それにしても、条件って何だよ?
怖いよーーー!!!
その後、ちょっと泣き言を言ったら、やはり応援してくれる返事をくれた。
この旅行に入ってから、つくづく、平野勝之の偉大さを思い知らされる。
私なんか、まだぜんぜんダメ。
どうゆうところがダメかは書かない。
自分でよくわかっているから。
この日の最後のメール。
======
8/17 20:15
平野勝之
いいか。おまえの作るものがおまえにとっては命綱なんだからな。もう骨身に染みただろ 笑
======
8/17 20:25
染みました・・・
======
覚え書き:
標津から別海までは、単調な牧草地が続き、道も平坦。
眠気が襲ってきて、またもや一瞬、居眠り運転。
「牛横断注意」の標識アリ。
この平坦な道に反抗するため、牧草地に入り込み、全裸で自転車に乗って駆け下りるシーンを撮影する。
スリル満点。
ワンテイクのみ。
別海温泉、居心地悪し。
牛鍋と、海鮮料理をいただく。味はまあまあ。
羅臼から標津へ
8月16日
羅臼→標津
走行距離:約50キロ
肌寒い。
薄曇り。
昨日の峠のせいで、全身筋肉痛。
体が痛い。
実は、一日休みを入れたいところだったのだが、行かなくては間に合わない。
平野さんからのヒントがきてから、もう3日がたっている。
羅臼は昆布の産地なので、蟹は有名ではない。
国後島ははっきり見えるけど・・・、でも、平野さんが居たのは羅臼ではないはず。
さっさと次へ行こう。
今日も、チェックアウト時間ぎりぎりにホテルを出る。
足取りが重い。
もう、自転車に乗るのも、北海道にいるのも嫌だ。
そんな気持ちを素直に標して走ろう。
そう思った。
コンビニで白いTシャツを油性ペンを買う。
羅臼港でTシャツに文字を書く。
背中に「アンチ チャリダー」。
表に「I ラブ 東京」と。
オイラはチャリダーなんかじゃない。
誰もオイラに話しかけないでくれ。
もう、たくさん。
そう思い、走る。
こんなTシャツを作っていたせいで、出遅れてしまった。
出発したのは12時過ぎ。
とりあえず今日は、根室の手前の標津まで、行こう。
それ以上は、体力的に無理だ。
国道335をまっすぐ進む。
そう、今思えば、屈斜路湖で平野さんからのヒントを得たとき、どうしてすぐに「根室」というヤマをつけて、根室への最短距離を行かなかったのか・・・・
そうすれば、こんなに遅れることもなかったし、無駄な峠越えなんかしなくて済んだ。
自分の地理感のなさと、計画性のなさにほとほと呆れる。
何をのんきに知床半島を一周してるんだ、オレは。
バカだ。
ホンモノだ。
意味わかんない。
羅臼から標津までの道は、羅臼峠(標高80m)がある。
三国や知床峠に比べりゃ、赤ちゃんみたいなもんだけど、それでもやはり、坂道はキツい。
羅臼峠については、特に何の感慨もない。
根室海峡が見えるくらい。
標津に着いたのは、17時過ぎていた。
日が暮れかかっている。
またまた、焦って宿探しをするが、街に1軒しかない温泉宿は、満室。
どこかに泊まるところくらいあるだろうと、観光案内所へ行くが、ここが16時半に閉館。
ふざけんな。
仕方ないので、5キロ戻った先のキャンプ場で貸しテントを借りるか、情に訴えて、誰かのテントにお邪魔しようと考える。
が、キャンプ場の案内所も、16時半に終了。
マジで、ふざけんな。
また、市街に折り返す。
往復10キロ。ふざけんな・・・
街に着いたら、すっかり日は沈んでいた。
どうしよう・・・
コンビニの前で、現地の人に拾われるのを待つか・・・。
最悪は、コンビニの前にいれば、朝までは安全だろう。そう思っていたら、このコンビニ、夜1時に閉まりやがる。
ふざけんな。
こんなもん、コンビニじゃねぇーーー!!!
街じゃない土地を街と呼ぶな!!!
恐るべし、北海道。
本気で絶望に暮れる。
そんな矢先、目の前を「うさぎ」が通りすぎた。
ああ、もう幻覚まで見えてきたのか・・・
と、呆然と目で追う。
が、よく見たら、こいつ、うさぎではなく、うさぎのきぐるみを着たおっさんだった。
しかも、デカいリュックを背負っている。
背には「目指せ日本一周」と書かれている。
獲物だ!!
ちょうど、コンビニの前で途方に暮れている画を撮っている時に、うさぎがフレームに入ったのだ。
バツグンのタイミング。
そのままカメラを回し続ける。
「あっ、、うさぎだ・・・」とつぶやきながら、ヨロヨロした視線で、うさぎに近づく。
近づくと、手を振った。オッケーだ。
「あの、何してるんですか?」
「(リュックに書かれた文字を見せて)徒歩で日本一周です」
「今日はどこに泊まるんですか?」
「公園にテントを張ろうかと」
「あの、泊めてくれませんか?」
「え、あー・・・、いいですよ」
かかった!!
なんでもこのおっさん、自称”きぐるみ冒険家”とやらで、パンダとうさぎの2種類のきぐるみをかぶって、徒歩で日本一周を目指しているというのだ。
最高にサムい。
函館からスタートして、北海道を一周、その後本州と沖縄を一周するという。
6月に函館を出発したらしく、その目立つ風貌とメルヘンな人柄で、北海道では結構有名なのだそうだ。地方新聞に紹介されたこともあるらしい。
その効果か、行き先々の人々が声をかけてくれるそうで、ごはんをおごってもらったり、泊めてもらったりすることも少なくないのだとか。
ぬるいぜ。
「色んな人がしゃべりかけてくるんで、飽き飽きするんですよー」だとよ。
じゃあ、やめろよ。本当はちやほやされたいと正直に言えばいい。
メルヘンとは仮の姿。きぐるみを剥がして、本性を暴いてやる。
とりあえず、ビールとごはんをおごることに。
このうさぎ野郎、遠慮なく飲む、食う。
カメラを回されるのもまんざらではない様子で、インタビューするとノリノリで、タレント気取りになっている。
まあ、今のうちさ。
早速、ことの状況を平野隊長にメールする。
これが上手くいって、いい画が撮れれば、きっと次のヒントをくれるはず・・・!
(メールの内容は、リアルタイムで書いた日記を参照してね)
ただ、このうさぎ、メルヘンキャラを崩さないせいで、落とせるかどうか難しそうだ。
せっかく我慢してテントに入っても、肝心の画が撮れなきゃ、水の泡。
「そんなもん、撮らないでくれ!」とか、急に素で怒りそうなタイプだからな・・・慎重にいこう。
飲んでいたせいで、お風呂屋さんが閉まってしまった。
仕方ないので、コンビニで洗顔と歯磨きだけ済ます。
うさぎはというと、私と遭遇する前の道で、すでに銭湯に入ってきたそうだ。3日ぶりの風呂だったという。
チャリダーのTといい、こいつといい、3日ぶりに風呂に入る旅人は私の獲物になりやすいようだ。お気をつけあそばせ。
テントに戻ると、うさぎは寝袋をふたつ用意していた。防寒のため、ふたつ持ち歩いているそうだ。
くそう、寝袋ふたつか。成功確立は低そうだ。
寝る間になっても、そんな雰囲気すら見せない。
私は私で、淡々とした様子で寝袋に入る。
攻めるのは逆効果だ。待つんだ。そのうち化けの皮がはがれるさ。
枕元にカメラと懐中電灯をしっかりスタンバイして、寝たフリに入る。
・・・本当に寝てしまった。
でも、これが運のツキ。
朝になってから、何かごそごそするので、目が覚める。
どうやら、うざぎがオイラの体を触っているようだ。
おまけに、密かにキスまでしてくる。
きもちわりーな。
やるならガツンとやれよ。
弱い男は嫌いだ。
私にわからないようにキスしてくるんで、いきなり上に乗っかってやった。
一瞬うろたえたようだったが、すぐに、やる気モードに突入。
ほい、キタ!
チンポを立たせてやったら、あとは簡単。
「撮らせてくれる?」
有無を言わさず、撮影開始!
朝日も入ってきていて、照明もばっちりだ!
こんどはちゃんと画が撮れる!
フェラと手コキで一発。
すぐにイきやがった。
奴に見えない隙に、カメラにピースサインをしたり、睨み付けたりする、オイラ。
「入れたい」とかほざいても、無視。
とりあえずお前の本性じゃ。
ただのエロジジイに戻る、自称きぐるみ冒険家。
顔にカメラを向けると、映らないように、避ける。
そうゆうことだろ、所詮。
言葉でそういって攻めてやろうかと思ったが、途中で萎えては元も子もないので、やめた。
その辺りは、オイラの睨んだ表情でカバーできていると思うのだが・・・
面白いのは、イったあと、普通に旅についてのインタビューをすると、熱く語りだしたこと。
日本一周にかけるロマンや、きぐるみについてなどを真剣に語る、エロジジイ。
何を言っても無駄だ。
お前はチンポ野郎なんだよ。
そして、私もただのバカ女だ。
羅臼→標津
走行距離:約50キロ
肌寒い。
薄曇り。
昨日の峠のせいで、全身筋肉痛。
体が痛い。
実は、一日休みを入れたいところだったのだが、行かなくては間に合わない。
平野さんからのヒントがきてから、もう3日がたっている。
羅臼は昆布の産地なので、蟹は有名ではない。
国後島ははっきり見えるけど・・・、でも、平野さんが居たのは羅臼ではないはず。
さっさと次へ行こう。
今日も、チェックアウト時間ぎりぎりにホテルを出る。
足取りが重い。
もう、自転車に乗るのも、北海道にいるのも嫌だ。
そんな気持ちを素直に標して走ろう。
そう思った。
コンビニで白いTシャツを油性ペンを買う。
羅臼港でTシャツに文字を書く。
背中に「アンチ チャリダー」。
表に「I ラブ 東京」と。
オイラはチャリダーなんかじゃない。
誰もオイラに話しかけないでくれ。
もう、たくさん。
そう思い、走る。
こんなTシャツを作っていたせいで、出遅れてしまった。
出発したのは12時過ぎ。
とりあえず今日は、根室の手前の標津まで、行こう。
それ以上は、体力的に無理だ。
国道335をまっすぐ進む。
そう、今思えば、屈斜路湖で平野さんからのヒントを得たとき、どうしてすぐに「根室」というヤマをつけて、根室への最短距離を行かなかったのか・・・・
そうすれば、こんなに遅れることもなかったし、無駄な峠越えなんかしなくて済んだ。
自分の地理感のなさと、計画性のなさにほとほと呆れる。
何をのんきに知床半島を一周してるんだ、オレは。
バカだ。
ホンモノだ。
意味わかんない。
羅臼から標津までの道は、羅臼峠(標高80m)がある。
三国や知床峠に比べりゃ、赤ちゃんみたいなもんだけど、それでもやはり、坂道はキツい。
羅臼峠については、特に何の感慨もない。
根室海峡が見えるくらい。
標津に着いたのは、17時過ぎていた。
日が暮れかかっている。
またまた、焦って宿探しをするが、街に1軒しかない温泉宿は、満室。
どこかに泊まるところくらいあるだろうと、観光案内所へ行くが、ここが16時半に閉館。
ふざけんな。
仕方ないので、5キロ戻った先のキャンプ場で貸しテントを借りるか、情に訴えて、誰かのテントにお邪魔しようと考える。
が、キャンプ場の案内所も、16時半に終了。
マジで、ふざけんな。
また、市街に折り返す。
往復10キロ。ふざけんな・・・
街に着いたら、すっかり日は沈んでいた。
どうしよう・・・
コンビニの前で、現地の人に拾われるのを待つか・・・。
最悪は、コンビニの前にいれば、朝までは安全だろう。そう思っていたら、このコンビニ、夜1時に閉まりやがる。
ふざけんな。
こんなもん、コンビニじゃねぇーーー!!!
街じゃない土地を街と呼ぶな!!!
恐るべし、北海道。
本気で絶望に暮れる。
そんな矢先、目の前を「うさぎ」が通りすぎた。
ああ、もう幻覚まで見えてきたのか・・・
と、呆然と目で追う。
が、よく見たら、こいつ、うさぎではなく、うさぎのきぐるみを着たおっさんだった。
しかも、デカいリュックを背負っている。
背には「目指せ日本一周」と書かれている。
獲物だ!!
ちょうど、コンビニの前で途方に暮れている画を撮っている時に、うさぎがフレームに入ったのだ。
バツグンのタイミング。
そのままカメラを回し続ける。
「あっ、、うさぎだ・・・」とつぶやきながら、ヨロヨロした視線で、うさぎに近づく。
近づくと、手を振った。オッケーだ。
「あの、何してるんですか?」
「(リュックに書かれた文字を見せて)徒歩で日本一周です」
「今日はどこに泊まるんですか?」
「公園にテントを張ろうかと」
「あの、泊めてくれませんか?」
「え、あー・・・、いいですよ」
かかった!!
なんでもこのおっさん、自称”きぐるみ冒険家”とやらで、パンダとうさぎの2種類のきぐるみをかぶって、徒歩で日本一周を目指しているというのだ。
最高にサムい。
函館からスタートして、北海道を一周、その後本州と沖縄を一周するという。
6月に函館を出発したらしく、その目立つ風貌とメルヘンな人柄で、北海道では結構有名なのだそうだ。地方新聞に紹介されたこともあるらしい。
その効果か、行き先々の人々が声をかけてくれるそうで、ごはんをおごってもらったり、泊めてもらったりすることも少なくないのだとか。
ぬるいぜ。
「色んな人がしゃべりかけてくるんで、飽き飽きするんですよー」だとよ。
じゃあ、やめろよ。本当はちやほやされたいと正直に言えばいい。
メルヘンとは仮の姿。きぐるみを剥がして、本性を暴いてやる。
とりあえず、ビールとごはんをおごることに。
このうさぎ野郎、遠慮なく飲む、食う。
カメラを回されるのもまんざらではない様子で、インタビューするとノリノリで、タレント気取りになっている。
まあ、今のうちさ。
早速、ことの状況を平野隊長にメールする。
これが上手くいって、いい画が撮れれば、きっと次のヒントをくれるはず・・・!
(メールの内容は、リアルタイムで書いた日記を参照してね)
ただ、このうさぎ、メルヘンキャラを崩さないせいで、落とせるかどうか難しそうだ。
せっかく我慢してテントに入っても、肝心の画が撮れなきゃ、水の泡。
「そんなもん、撮らないでくれ!」とか、急に素で怒りそうなタイプだからな・・・慎重にいこう。
飲んでいたせいで、お風呂屋さんが閉まってしまった。
仕方ないので、コンビニで洗顔と歯磨きだけ済ます。
うさぎはというと、私と遭遇する前の道で、すでに銭湯に入ってきたそうだ。3日ぶりの風呂だったという。
チャリダーのTといい、こいつといい、3日ぶりに風呂に入る旅人は私の獲物になりやすいようだ。お気をつけあそばせ。
テントに戻ると、うさぎは寝袋をふたつ用意していた。防寒のため、ふたつ持ち歩いているそうだ。
くそう、寝袋ふたつか。成功確立は低そうだ。
寝る間になっても、そんな雰囲気すら見せない。
私は私で、淡々とした様子で寝袋に入る。
攻めるのは逆効果だ。待つんだ。そのうち化けの皮がはがれるさ。
枕元にカメラと懐中電灯をしっかりスタンバイして、寝たフリに入る。
・・・本当に寝てしまった。
でも、これが運のツキ。
朝になってから、何かごそごそするので、目が覚める。
どうやら、うざぎがオイラの体を触っているようだ。
おまけに、密かにキスまでしてくる。
きもちわりーな。
やるならガツンとやれよ。
弱い男は嫌いだ。
私にわからないようにキスしてくるんで、いきなり上に乗っかってやった。
一瞬うろたえたようだったが、すぐに、やる気モードに突入。
ほい、キタ!
チンポを立たせてやったら、あとは簡単。
「撮らせてくれる?」
有無を言わさず、撮影開始!
朝日も入ってきていて、照明もばっちりだ!
こんどはちゃんと画が撮れる!
フェラと手コキで一発。
すぐにイきやがった。
奴に見えない隙に、カメラにピースサインをしたり、睨み付けたりする、オイラ。
「入れたい」とかほざいても、無視。
とりあえずお前の本性じゃ。
ただのエロジジイに戻る、自称きぐるみ冒険家。
顔にカメラを向けると、映らないように、避ける。
そうゆうことだろ、所詮。
言葉でそういって攻めてやろうかと思ったが、途中で萎えては元も子もないので、やめた。
その辺りは、オイラの睨んだ表情でカバーできていると思うのだが・・・
面白いのは、イったあと、普通に旅についてのインタビューをすると、熱く語りだしたこと。
日本一周にかけるロマンや、きぐるみについてなどを真剣に語る、エロジジイ。
何を言っても無駄だ。
お前はチンポ野郎なんだよ。
そして、私もただのバカ女だ。
羅臼にて
霧の峠越え
8月15日
ウトロ→羅臼
走行距離:約35キロ
朝から雨が降っている。
悪魔の街、ウトロを早く去りたいが、睡眠不足のため、体がだるい。
だらだらと身支度をして、チェックアウト寸前の10時に宿を後にする。
ほかのライダーさんたちは、もうとっくにどこかへ出発していた。
今日は、「知床峠」という、標高740mの峠を登る。
峠の距離が30キロもあるので、今日は距離を短かく抑えて、峠越えのみにしよう。目的地は羅臼。やっと、北方領土の見える海側に着くぞ。
雨のため、合羽を着用。
峠はすごい霧だった。
数メートル先が見えない。下手すると、車にはねられる。非常に危険。
なるべく道路の隅っこを走る。
いや、坂道がつらいので、例によって、自転車を押して歩く。
三国峠と石北峠では、ほとんど荷物を乗せていない状態だったけど、
それ以降は荷物を積んでいる。荷物を積んでの峠道は本当に辛い。重量が重い足をさらに重くするのだ。力がどんどん奪われていく。
峠の入り口で、野生の鹿を1匹発見。少し離れた丘の上でお食事中の様子だった。
道中、ペアの鹿にも出会った。
こちらは、道路脇の草むらに登場。道路の隅を歩く私とは、数メートルしか離れていない距離。霧の中でこっちを見ている。もののけ姫みた〜い!
深いスモークの中にゆっくり進む。
最初は小雨と霧だけだったけど、次第に突風が吹いてくる。
横殴りの雨と風。飛ばされようになりながら、進む。
山の天候に雨と風が加わって、気温が下がる。
冬並みの寒さ。
合羽の下は、長袖のシャツしか着ていない。
体が凍りそう。
ひどい状態だったが、雨のため、カメラを回せない。
もったいない。
頂上に着いたら、突風がピークになっていた。
風のみで、雨は小雨になっていたので、カメラにタオルを巻きつけて、短くシーンを収める。
自転車が風で倒れるところと、すごい風の模様はとりあえず、収めた。
それにしても、知床峠の頂上のサービスエリアには、トイレ以外、何も無い。
頂上で食べるソフトクリームが峠の楽しみなんだけどなぁ、わかってないね、知床は。
んで、頂上だけど、すごい眺めだった。
三国峠の感動と比べると比にならないけど、雲海(たぶんね、あれは霧じゃないと思う)と山脈が眼下に望める、絶景。
三国峠の次にいい眺め。
でもこの雲海、雨と霧のせいで、少ししかカメラに収められていない。
もったいない。
頂上から少し下ったら、晴れてきた。
というわけで、寒さに対抗して、ここで寒風摩擦を試みる。
対向車が来ないのを見計らって決行するが、やっぱり、車は来てしまうもの。
寒さを我慢し、トップレスで背中をゴシゴシ。
行き交う車の目線が恥ずかしい。
恥ずかしいので、ワンテイクのみ。
でも、あんまりいい画じゃなかった気がする・・・
「頂上で寒風摩擦したけど、イマイチでした」なんて、平野に報告しようものなら、「バカ、撮り直せ」といわれるのがオチなので、平野さんには黙っておこう。
で、知床峠の下り坂、もう、サイコー!!
最高のジェットコースター!!
急カーブが何度も続く道なりをビュンビュン急降下。
時々、カーブで飛ばされそうになり、本気でビビる。
冷たい突風で、耳がちぎれそう。ハンドルを握る手の指先の感覚もない。
フィール・ソー・グーーー!!
羅臼は晴れていた。
距離が短かったので、16時前に着いたと思う。
目の前に、国後島が見える。
北方領土の見える海に着いた。
羅臼はウトロより観光客も少なく、少し寂れた雰囲気の街。
簡単にホテルに泊まれた。
すっかり体が冷えている。風邪をひかないように気をつけなければ。
あったかいお茶を飲んでから、牛トロ丼をいただく。
おいしいー!
今日もツインルーム。
部屋でゆっくり休む。
やっと、ひとりっきりになれた。
テレビをつけると、小泉。
永田町、おもしろいな。
オイラ、面白いもの撮れてるのかな・・・・
ニュースがおもしろいなんて〜、狂ってるぜ〜みたいな歌があったな。
ラフィンノーズだったか?
気持ちが焦る。
海にはついたけど・・・・・・どうしたらいいのか・・・・・・
ちなみに、羅臼は昆布の産地で、蟹が名物とは謳っていない。
蟹といえば、根室のほうだ。根室まで行かなくては。
ただ、平野さんからのヒントが来たのは、もう2日前になる。
遅れをとって根室に向かうのか・・・
でも、それしか行動できない。
道順をたどっていくだけ。
実際、無駄な気がしている。
なにやってんだろうなぁ、オイラ。
何もしたくない。
本当は、オイラは誰にも会いたくないのだ。
平野さんが一人になりたくて旅をしている気持ちがよくわかる。
誰にも会いたくなければ、話もしたくない。
本当にひとりっきりになりたい。
どーでもいい。
どーでもいいんだ。
知ったことじゃない。
明日の朝には、どこかへ行かなくては。
でも、どこに?
とりあえず根室に・・・
今日は終戦記念日だ。
私のような人間がいる限り、戦争はなくならない。
ウトロ→羅臼
走行距離:約35キロ
朝から雨が降っている。
悪魔の街、ウトロを早く去りたいが、睡眠不足のため、体がだるい。
だらだらと身支度をして、チェックアウト寸前の10時に宿を後にする。
ほかのライダーさんたちは、もうとっくにどこかへ出発していた。
今日は、「知床峠」という、標高740mの峠を登る。
峠の距離が30キロもあるので、今日は距離を短かく抑えて、峠越えのみにしよう。目的地は羅臼。やっと、北方領土の見える海側に着くぞ。
雨のため、合羽を着用。
峠はすごい霧だった。
数メートル先が見えない。下手すると、車にはねられる。非常に危険。
なるべく道路の隅っこを走る。
いや、坂道がつらいので、例によって、自転車を押して歩く。
三国峠と石北峠では、ほとんど荷物を乗せていない状態だったけど、
それ以降は荷物を積んでいる。荷物を積んでの峠道は本当に辛い。重量が重い足をさらに重くするのだ。力がどんどん奪われていく。
峠の入り口で、野生の鹿を1匹発見。少し離れた丘の上でお食事中の様子だった。
道中、ペアの鹿にも出会った。
こちらは、道路脇の草むらに登場。道路の隅を歩く私とは、数メートルしか離れていない距離。霧の中でこっちを見ている。もののけ姫みた〜い!
深いスモークの中にゆっくり進む。
最初は小雨と霧だけだったけど、次第に突風が吹いてくる。
横殴りの雨と風。飛ばされようになりながら、進む。
山の天候に雨と風が加わって、気温が下がる。
冬並みの寒さ。
合羽の下は、長袖のシャツしか着ていない。
体が凍りそう。
ひどい状態だったが、雨のため、カメラを回せない。
もったいない。
頂上に着いたら、突風がピークになっていた。
風のみで、雨は小雨になっていたので、カメラにタオルを巻きつけて、短くシーンを収める。
自転車が風で倒れるところと、すごい風の模様はとりあえず、収めた。
それにしても、知床峠の頂上のサービスエリアには、トイレ以外、何も無い。
頂上で食べるソフトクリームが峠の楽しみなんだけどなぁ、わかってないね、知床は。
んで、頂上だけど、すごい眺めだった。
三国峠の感動と比べると比にならないけど、雲海(たぶんね、あれは霧じゃないと思う)と山脈が眼下に望める、絶景。
三国峠の次にいい眺め。
でもこの雲海、雨と霧のせいで、少ししかカメラに収められていない。
もったいない。
頂上から少し下ったら、晴れてきた。
というわけで、寒さに対抗して、ここで寒風摩擦を試みる。
対向車が来ないのを見計らって決行するが、やっぱり、車は来てしまうもの。
寒さを我慢し、トップレスで背中をゴシゴシ。
行き交う車の目線が恥ずかしい。
恥ずかしいので、ワンテイクのみ。
でも、あんまりいい画じゃなかった気がする・・・
「頂上で寒風摩擦したけど、イマイチでした」なんて、平野に報告しようものなら、「バカ、撮り直せ」といわれるのがオチなので、平野さんには黙っておこう。
で、知床峠の下り坂、もう、サイコー!!
最高のジェットコースター!!
急カーブが何度も続く道なりをビュンビュン急降下。
時々、カーブで飛ばされそうになり、本気でビビる。
冷たい突風で、耳がちぎれそう。ハンドルを握る手の指先の感覚もない。
フィール・ソー・グーーー!!
羅臼は晴れていた。
距離が短かったので、16時前に着いたと思う。
目の前に、国後島が見える。
北方領土の見える海に着いた。
羅臼はウトロより観光客も少なく、少し寂れた雰囲気の街。
簡単にホテルに泊まれた。
すっかり体が冷えている。風邪をひかないように気をつけなければ。
あったかいお茶を飲んでから、牛トロ丼をいただく。
おいしいー!
今日もツインルーム。
部屋でゆっくり休む。
やっと、ひとりっきりになれた。
テレビをつけると、小泉。
永田町、おもしろいな。
オイラ、面白いもの撮れてるのかな・・・・
ニュースがおもしろいなんて〜、狂ってるぜ〜みたいな歌があったな。
ラフィンノーズだったか?
気持ちが焦る。
海にはついたけど・・・・・・どうしたらいいのか・・・・・・
ちなみに、羅臼は昆布の産地で、蟹が名物とは謳っていない。
蟹といえば、根室のほうだ。根室まで行かなくては。
ただ、平野さんからのヒントが来たのは、もう2日前になる。
遅れをとって根室に向かうのか・・・
でも、それしか行動できない。
道順をたどっていくだけ。
実際、無駄な気がしている。
なにやってんだろうなぁ、オイラ。
何もしたくない。
本当は、オイラは誰にも会いたくないのだ。
平野さんが一人になりたくて旅をしている気持ちがよくわかる。
誰にも会いたくなければ、話もしたくない。
本当にひとりっきりになりたい。
どーでもいい。
どーでもいいんだ。
知ったことじゃない。
明日の朝には、どこかへ行かなくては。
でも、どこに?
とりあえず根室に・・・
今日は終戦記念日だ。
私のような人間がいる限り、戦争はなくならない。
うに・いくら丼
ひとりになりたいーその2
(続き)
それでも、温泉に入りたかった。温泉くらい入らなきゃ、やってらんないのだ。
一軒だけやっている日帰り湯に行く。小高い丘の上にあるので、急な上り坂を歩いて行った。…が、ここも超満員。浴室に入るのに、1時間待たされる。ロビーみたいなところで、みんな胡座をかいて待っている。ああ、どこかで見た風景。災害地の体育館。少女単体「膣」の1月1日。その風景。自分のやっているステージがいかに社会的かよくわかる。(今、笑った人は、少女単体上級者ね)
んで、やっと浴室に入れたのだけど、せまい!!!!少し広い家の風呂場レベル!!!狭い浴槽が一つと、ドアを隔てた表に、これまた狭い露天風呂がひとつ。夕方は沈む夕日がここから見れるそうだが、今は夜。7つしかない洗い場は満員で、みんな「体洗うの待ち」に入ってる。浴室で棒立ち。不快指数100万ギガ。リラックスしに風呂にきてるのに!なんなの!ストレスが一気に沸き上がる。
思えば、この旅行に入ってから、風呂には割と恵まれていた。糠平の民宿はともかく、他は割と質の良い温泉旅館かホテルに泊まっていたので、24時間好きな時間に温泉に入ることが出来た。しかも、私は人の少ない時間を見計らって入っていたので、貸し切りのような状態で、のびのびできたのだ。
それに比べると、この風呂の有様、今の自分の状況…悪夢だ。家族連れとかいるし。ガキもババァもうるさくてしょうがない。
不快なまま風呂を終えて、逆に疲れて宿に戻る。
そしたら、ライダーの兄ちゃんや姉ちゃんが楽しく団欒していた。げっそり……………
一人でいるわけにもいかず、少し話に加わるが、みんな旅の話しかしないので、噛み合わず。みんな、自転車で一人で旅している、旅人らしからぬ風貌の私に不思議そう。だいたい、行く先々の人から「すごいねー」とか言われるけど、全然すごくない。「がんばってね」と言われても、がんばりたくなんかない。もういやだ。
早く寝たかった。12時頃、みんなお休みモードに入ったので、やっとふとんに入る。
だけど!相部屋の女の一人が、遅くまで部屋の電気を全開につけて、明日の行く先のガイドブックを開いていた。眩しくて寝れやしない。怒りが込み上げる。てめーな、ほかの連中寝てんだぜ?しかも他人だぜ?オレはてめーの友達じゃねぇんだよ!本読むなら外でやれ!外套の下で読め!私は眠りたいの!!!!もういや!!!!!!
このバカ女、深夜2時過ぎまで部屋の電気を消さなかった。本気で殴ってやりたかった。でも、オイラ、気弱だから何も言えない。
ひどい一日だった。
忘れたい。
それでも、温泉に入りたかった。温泉くらい入らなきゃ、やってらんないのだ。
一軒だけやっている日帰り湯に行く。小高い丘の上にあるので、急な上り坂を歩いて行った。…が、ここも超満員。浴室に入るのに、1時間待たされる。ロビーみたいなところで、みんな胡座をかいて待っている。ああ、どこかで見た風景。災害地の体育館。少女単体「膣」の1月1日。その風景。自分のやっているステージがいかに社会的かよくわかる。(今、笑った人は、少女単体上級者ね)
んで、やっと浴室に入れたのだけど、せまい!!!!少し広い家の風呂場レベル!!!狭い浴槽が一つと、ドアを隔てた表に、これまた狭い露天風呂がひとつ。夕方は沈む夕日がここから見れるそうだが、今は夜。7つしかない洗い場は満員で、みんな「体洗うの待ち」に入ってる。浴室で棒立ち。不快指数100万ギガ。リラックスしに風呂にきてるのに!なんなの!ストレスが一気に沸き上がる。
思えば、この旅行に入ってから、風呂には割と恵まれていた。糠平の民宿はともかく、他は割と質の良い温泉旅館かホテルに泊まっていたので、24時間好きな時間に温泉に入ることが出来た。しかも、私は人の少ない時間を見計らって入っていたので、貸し切りのような状態で、のびのびできたのだ。
それに比べると、この風呂の有様、今の自分の状況…悪夢だ。家族連れとかいるし。ガキもババァもうるさくてしょうがない。
不快なまま風呂を終えて、逆に疲れて宿に戻る。
そしたら、ライダーの兄ちゃんや姉ちゃんが楽しく団欒していた。げっそり……………
一人でいるわけにもいかず、少し話に加わるが、みんな旅の話しかしないので、噛み合わず。みんな、自転車で一人で旅している、旅人らしからぬ風貌の私に不思議そう。だいたい、行く先々の人から「すごいねー」とか言われるけど、全然すごくない。「がんばってね」と言われても、がんばりたくなんかない。もういやだ。
早く寝たかった。12時頃、みんなお休みモードに入ったので、やっとふとんに入る。
だけど!相部屋の女の一人が、遅くまで部屋の電気を全開につけて、明日の行く先のガイドブックを開いていた。眩しくて寝れやしない。怒りが込み上げる。てめーな、ほかの連中寝てんだぜ?しかも他人だぜ?オレはてめーの友達じゃねぇんだよ!本読むなら外でやれ!外套の下で読め!私は眠りたいの!!!!もういや!!!!!!
このバカ女、深夜2時過ぎまで部屋の電気を消さなかった。本気で殴ってやりたかった。でも、オイラ、気弱だから何も言えない。
ひどい一日だった。
忘れたい。
ひとりになりたい。
8月14日
斜里→ウトロ
走行距離:約40キロ
朝、チャリダーTさんが私の泊まっている斜里のホテルまで来た。昨晩は近くのキャンプ場に泊まっていたらしい。
昨晩から、何度もメールや電話が入り、「あやちゃ〜ん、近くにいるなら会わない〜?」と軽い口調。まあ、こっちも身分証の件で会わなきゃいけないから、ちょうどよかったんだけど。それにしても、一回フェラしてやったくらいで、馴れ馴れしい。やれやれだ。こっちは年確さえ手に入れば、用はない。
お互いに出発する前に会おうかという話になったのだが、この男、朝7時にホテルまで来やがった。はえーよ!わざわざフロントからオイラの部屋に電話をかけて「着いたよ」コール。うぜーーーーー!!目覚ましより早く電話鳴らすんじゃねー!こっちは8時半起きの予定だったんだよ。オレのペースを乱すな。オイラは、急ぐのが大っ嫌いなんだよ。
朝っぱらから、腹が立つ。当然、待たせる。
いつものように、のろのろと、マイペースに身支度をするオレ。オイラは、身支度やお風呂や食事にかける時間がやたら長いのだ。自分のペースを誰にも邪魔されたくない。結局、2時間以上も待たせてしまった。ちょっと悪かったなぁ…。でも、別に気を使わなきゃいけない理由はないはずだ。向こうも向こうで好き勝手にやってくれればいいのだ。
支度がすんでも、部屋を出るのが億劫だった。人が待っていると思うと、うんざりする。別に彼がどうっていうことじゃなくて、私の気分の問題。誰の顔も見たくないのだ。
ただでさえ、のろまなのに、それに「外に出たくない病」が重なると、もうダメ。着替えの途中で一時停止してしまう。チェックアウトぎりぎりの時間に部屋を出る。
重い足でロビーまで下りていくと、奴が笑顔で待っていた。んで、朝っぱらから旅の話。昨日はどうしたとか、キャンプ場でこんな人と友達になったとか、もうたくさん。奴の元気な声がうるさくて仕方ない。
さっさと年確だけとって、オサラバしようとしたが、向かう方面が同じということで、仕方なく一緒に走ることに。一気に気分が急降下。とりあえず、途中でスピードを落として、距離を離して走ろう。走っているときに誰かに話し掛けられるのは嫌いだ。仲間なんかいらない。
Tさんには、この日の朝、コンビニの前で作った「平野WANTED」ビラを10枚ほど渡しておいた。これは、平野さんの捜索を呼び掛けるためのビラで、道行くチャリダーとかに配るために作った。平野さんの顔写真の上にWANTEDと書かれていて、私の連絡先が入っている。見つけた人は連絡くださいっちゅーことで。実際、くるわけないだろうが、ダメ元。Tさんには、これをチャリダー仲間に配ってくれと頼んだ。これで用済み。ハイ、さようなら。
んで、斜里から国道334を真っ直ぐ、ウトロ方面へ走る。私に気を使って、わざわざスピードを落として走る、Tさん。おかげで、こっちのペースがぬるくなる。かなりの有難迷惑。ウザい。オイラはもっと飛ばしたいんだ。君と一緒にサイクリングなんかしたくねーんだよ。気付いてくれ。さっさと走って遠くにいってくれ。
行き交うチャリダーやバイクライダーの人達と手を振り合って、挨拶を交わす、Tさん。その後ろを私が走っているので、当然自転車二人組だと思われる。手を振らないのも感じ悪いので、つられて手を振る。ダサい。ダサすぎる。
途中、Tさんが昼休憩に入る。当たり前の用に私も休憩に付き合うものと思っているのが、腹ただしい。あのな、誰が君と行動を共にすると言った?なぜオレがお前の昼メシに付き合ってやらねばならんのだ。何が自転車一人旅だよ。馴れ合ってんじゃねぇよ。一人で旅をするなら一人を貫けばいいじゃねーか。
もう我慢の限界。奴が昼メシをとっている隙に、「この先、上り坂で、走るの遅くなると思うから、私は先に行くね」とごまかし、立ち去った。ただ、道は一本しかないので、ぬるく走っていると追い付かれてしまう。もう、奴の顔なんか見たくもない。全速力で走った。撮影も忘れて、とにかく走って逃げた。左手にオホーツク海が見える。どーだっていい。
この時、決めた。オイラはアンチ・チャリダーとして走ろうと。チャリダーとか、旅人とか吐かしてる連中が、いかにダサくて、くだらないか。思い知ればいい。どうせ、みんなと一緒がいいくせに。東京に帰ったら、旅の武勇伝を友達に話して聞かせるんだろ?ばかじゃねーの。さみーんだよ。
ウトロまであと10キロという標識が見えた。よし、完全にまくことができた!ウトロに入ったら、すぐに宿を決めて、姿を消そう。これでひとりになれる。
と思った矢先、絶妙なタイミングで奴が現れる。
追い付かれてしまった………
「すごい、早いなー!追い付くのに10キロかかったよ」だとよ。当たり前だろ!こっちは弱いパワーをフルに使って、必死で逃げてんだ!お願いだから空気を読んでくれ!
奴の青春交じりの熱血した口調に、殺意が芽生える…
テンションはドン底に。
海を撮影してるふりをして、わざと遅れをとる。国道沿いで自転車を停めて、休憩する。ウミネコが鳴いている。うるさい。
奴は少し先にある、オシンコシン滝のサービスエリアで待っていたようだが、あまりに私が遅いので、先に進んだようだ。「待ってたけど、先に行くね」とのメールが入った。ただ、私は昼間は殆ど携帯の電源を切っているので、そのメールを受信したのは夜になってからだったが。あらかじめ、「私は撮影しながら行くから、構わず先に行ってね」と伝えておいてよかった。
さて、ウトロについて、やつの姿がないのに安心して、宿探しを始める。ところが、お盆シーズンのため、どこも満室。一箇所だけ、相部屋になっているライダー御用達の宿にあきがあったので、そこに泊まることに。
そこは普通の民家にの一室を貸し部屋にしているところで、一階は喫茶店、二階に男女別の相部屋と、家族の住まいがある。入ると、リビングに子供がいた…。ドン引きする。お風呂や台所などは家族と共用なのだ。貸し部屋は、男部屋・女部屋それぞれ6畳くらいの広さ。そこに、男は5人まで、女は四人まで泊まれる。こんな宿は初めてだ。ひとりになれると思ったら、今夜も気が休まりそうにない。泣きたくなる。
宿に着いた頃は、男性宿泊者は数名いたが、女性は現時点で私だけだった。こりゃー、いっぱつ、4Pでも5Pでもやって、宿主に怒られるところでも収めるか…と思っていたら、あとから女性が二人来た。巻き込むとうるさそうな人達だったので、作戦は断念する。
宿で落ち着けないので、せめて温泉だけでも…と思い、温泉のあるホテルを訪ねるが、お盆シーズン中のため、お風呂だけの客はお断りとのこと。
(文字数オーバー。その2へ続く)
斜里→ウトロ
走行距離:約40キロ
朝、チャリダーTさんが私の泊まっている斜里のホテルまで来た。昨晩は近くのキャンプ場に泊まっていたらしい。
昨晩から、何度もメールや電話が入り、「あやちゃ〜ん、近くにいるなら会わない〜?」と軽い口調。まあ、こっちも身分証の件で会わなきゃいけないから、ちょうどよかったんだけど。それにしても、一回フェラしてやったくらいで、馴れ馴れしい。やれやれだ。こっちは年確さえ手に入れば、用はない。
お互いに出発する前に会おうかという話になったのだが、この男、朝7時にホテルまで来やがった。はえーよ!わざわざフロントからオイラの部屋に電話をかけて「着いたよ」コール。うぜーーーーー!!目覚ましより早く電話鳴らすんじゃねー!こっちは8時半起きの予定だったんだよ。オレのペースを乱すな。オイラは、急ぐのが大っ嫌いなんだよ。
朝っぱらから、腹が立つ。当然、待たせる。
いつものように、のろのろと、マイペースに身支度をするオレ。オイラは、身支度やお風呂や食事にかける時間がやたら長いのだ。自分のペースを誰にも邪魔されたくない。結局、2時間以上も待たせてしまった。ちょっと悪かったなぁ…。でも、別に気を使わなきゃいけない理由はないはずだ。向こうも向こうで好き勝手にやってくれればいいのだ。
支度がすんでも、部屋を出るのが億劫だった。人が待っていると思うと、うんざりする。別に彼がどうっていうことじゃなくて、私の気分の問題。誰の顔も見たくないのだ。
ただでさえ、のろまなのに、それに「外に出たくない病」が重なると、もうダメ。着替えの途中で一時停止してしまう。チェックアウトぎりぎりの時間に部屋を出る。
重い足でロビーまで下りていくと、奴が笑顔で待っていた。んで、朝っぱらから旅の話。昨日はどうしたとか、キャンプ場でこんな人と友達になったとか、もうたくさん。奴の元気な声がうるさくて仕方ない。
さっさと年確だけとって、オサラバしようとしたが、向かう方面が同じということで、仕方なく一緒に走ることに。一気に気分が急降下。とりあえず、途中でスピードを落として、距離を離して走ろう。走っているときに誰かに話し掛けられるのは嫌いだ。仲間なんかいらない。
Tさんには、この日の朝、コンビニの前で作った「平野WANTED」ビラを10枚ほど渡しておいた。これは、平野さんの捜索を呼び掛けるためのビラで、道行くチャリダーとかに配るために作った。平野さんの顔写真の上にWANTEDと書かれていて、私の連絡先が入っている。見つけた人は連絡くださいっちゅーことで。実際、くるわけないだろうが、ダメ元。Tさんには、これをチャリダー仲間に配ってくれと頼んだ。これで用済み。ハイ、さようなら。
んで、斜里から国道334を真っ直ぐ、ウトロ方面へ走る。私に気を使って、わざわざスピードを落として走る、Tさん。おかげで、こっちのペースがぬるくなる。かなりの有難迷惑。ウザい。オイラはもっと飛ばしたいんだ。君と一緒にサイクリングなんかしたくねーんだよ。気付いてくれ。さっさと走って遠くにいってくれ。
行き交うチャリダーやバイクライダーの人達と手を振り合って、挨拶を交わす、Tさん。その後ろを私が走っているので、当然自転車二人組だと思われる。手を振らないのも感じ悪いので、つられて手を振る。ダサい。ダサすぎる。
途中、Tさんが昼休憩に入る。当たり前の用に私も休憩に付き合うものと思っているのが、腹ただしい。あのな、誰が君と行動を共にすると言った?なぜオレがお前の昼メシに付き合ってやらねばならんのだ。何が自転車一人旅だよ。馴れ合ってんじゃねぇよ。一人で旅をするなら一人を貫けばいいじゃねーか。
もう我慢の限界。奴が昼メシをとっている隙に、「この先、上り坂で、走るの遅くなると思うから、私は先に行くね」とごまかし、立ち去った。ただ、道は一本しかないので、ぬるく走っていると追い付かれてしまう。もう、奴の顔なんか見たくもない。全速力で走った。撮影も忘れて、とにかく走って逃げた。左手にオホーツク海が見える。どーだっていい。
この時、決めた。オイラはアンチ・チャリダーとして走ろうと。チャリダーとか、旅人とか吐かしてる連中が、いかにダサくて、くだらないか。思い知ればいい。どうせ、みんなと一緒がいいくせに。東京に帰ったら、旅の武勇伝を友達に話して聞かせるんだろ?ばかじゃねーの。さみーんだよ。
ウトロまであと10キロという標識が見えた。よし、完全にまくことができた!ウトロに入ったら、すぐに宿を決めて、姿を消そう。これでひとりになれる。
と思った矢先、絶妙なタイミングで奴が現れる。
追い付かれてしまった………
「すごい、早いなー!追い付くのに10キロかかったよ」だとよ。当たり前だろ!こっちは弱いパワーをフルに使って、必死で逃げてんだ!お願いだから空気を読んでくれ!
奴の青春交じりの熱血した口調に、殺意が芽生える…
テンションはドン底に。
海を撮影してるふりをして、わざと遅れをとる。国道沿いで自転車を停めて、休憩する。ウミネコが鳴いている。うるさい。
奴は少し先にある、オシンコシン滝のサービスエリアで待っていたようだが、あまりに私が遅いので、先に進んだようだ。「待ってたけど、先に行くね」とのメールが入った。ただ、私は昼間は殆ど携帯の電源を切っているので、そのメールを受信したのは夜になってからだったが。あらかじめ、「私は撮影しながら行くから、構わず先に行ってね」と伝えておいてよかった。
さて、ウトロについて、やつの姿がないのに安心して、宿探しを始める。ところが、お盆シーズンのため、どこも満室。一箇所だけ、相部屋になっているライダー御用達の宿にあきがあったので、そこに泊まることに。
そこは普通の民家にの一室を貸し部屋にしているところで、一階は喫茶店、二階に男女別の相部屋と、家族の住まいがある。入ると、リビングに子供がいた…。ドン引きする。お風呂や台所などは家族と共用なのだ。貸し部屋は、男部屋・女部屋それぞれ6畳くらいの広さ。そこに、男は5人まで、女は四人まで泊まれる。こんな宿は初めてだ。ひとりになれると思ったら、今夜も気が休まりそうにない。泣きたくなる。
宿に着いた頃は、男性宿泊者は数名いたが、女性は現時点で私だけだった。こりゃー、いっぱつ、4Pでも5Pでもやって、宿主に怒られるところでも収めるか…と思っていたら、あとから女性が二人来た。巻き込むとうるさそうな人達だったので、作戦は断念する。
宿で落ち着けないので、せめて温泉だけでも…と思い、温泉のあるホテルを訪ねるが、お盆シーズン中のため、お風呂だけの客はお断りとのこと。
(文字数オーバー。その2へ続く)
日記を溜め込んでいる

あー、溜めてもうた…
なんだか、状況がイマイチみんなに伝わりにくくなっちゃって、ごめん。
一日中、自転車に乗ってるせいで、夜はぐったりなの…。夕方になると、もう眠気が襲ってくる。とても携帯をいじる気になれない。一秒でも早く寝たいのだ。
明日(今日)は少し休むつもりなので、明日まとめて書きます。あんまりひっぱると記憶が薄れてしまう…
それでも、夜、平野さんとメールするのだけは楽しい。
オイラの作品のためを思ってくれていることがよくわかる。
励ましてもらえると、嬉しい。でも、プレッシャーがかかって、頭を抱えてしまう。
ちなみに、今、根室にいる。
今日食べたカニの写真をはっておくね
だめだ、眠い……
フェ○チオ北海道、テイク3
フェ○チオ北海道、テイク3

コンビニの前で途方に暮れていたら、うさぎを発見!
意味わからんと思うけど、以下、平野さんに報告したメールをコピーします。
======
8/16 19:19
隊長!泊まるところがなくて途方にくれていたら、うさぎのきぐるみを着たおっさんに遭遇しました!きぐるみ冒険家と名乗っており、きぐるみを着て徒歩で日本一周を目指している、最高にサムい人です!今夜はその人のテントにとめてもらうことになりました!きぐるみを剥がして本性をあばいてやる!
=======
8/16 19:55
面白いね。めちゃくちゃにしてあげなさい
=====
8/16 20:05
了解!
今、ビール飲ませてます。サム度が高いので、落とせるか難しそうですが、がんばります
======
8/16 20:17
確かに、さむいな、そいつ。しかし、あなどるな。日本一週とかくだらん事するやつはどんなにおとなしそうでも、かなりの頑固ものが多いからな。
======
さて、そうゆうわけで今夜はうさぎオヤジのテントに泊まります。
フェ○チオ北海道、テイク3、成功なるか!?
翌朝をお楽しみに!
大ピンチ!
と思ったら、コンビニ、深夜1時で閉まりやがる!!!!!
こんなのコンビニじゃねぇーーーーー!!!!!!!!!!
死ね!!!!!!!
みんな死ねばいい!!!!!!
テントも寝袋も送り返しちゃった。
旅に出る前に平野さんからいただいた忠告、「寝袋だけは持っとけ。いざとなったらバス停で寝ろ」を忠実に守るべきだった…
もう、あたりが暗くなって来た
夜が来る。
よりによって、今日は冷える
こんなのコンビニじゃねぇーーーーー!!!!!!!!!!
死ね!!!!!!!
みんな死ねばいい!!!!!!
テントも寝袋も送り返しちゃった。
旅に出る前に平野さんからいただいた忠告、「寝袋だけは持っとけ。いざとなったらバス停で寝ろ」を忠実に守るべきだった…
もう、あたりが暗くなって来た
夜が来る。
よりによって、今日は冷える
表面

Tシャツの表面
いや、こんなことしてる場合じゃないんだ。マジでピンチなんだ、今。いや、でもこんな日記を書くくらい、なにをしたらいいのかわからない。
今、コンビニの前で途方に暮れている。
まさか、コンビニの前で夜を明かすことになるわけ?
うそ…
今の状況が信じられない……なにこれ???
東京に戻りたい!!!!!!!!!!!!!
ピンチ!

たまっている日記はあとでアップするとして…
今、オイラは大ピンチなのだ!
泊まるところがない!
今日は羅臼から標津まできたのだが、出発したのが遅かったため、標津市街についたのが17時過ぎていたのだ。
宿泊所はどこも満室。キャンプ場に行けばどうにかなるかと思って、足を延ばすが、キャンプ場の受付は16:30で終了。観光案内所も16:30で閉館。…ふざけんな!このド田舎め!
どうしたらいいの…!?今夜!
街といっても、コンビニとガソリンスタンドしかないようなところだ。これが街かよ!マンガ喫茶を作れ!マンガ喫茶を!こんなの街とは呼ばん!
そもそも、なぜ、出発が遅れたかというと、午前中、こんなTシャツを作っていたからだ。
「アンチ・チャリダー」
表面には、「Iラブ東京」と書いた。
溜まりに溜まった、自転車旅行への怒りと、愛する東京へのリスペクトが込められている。
今日はこのTシャツを着て走った。
バチがあたったのか…
覚え書き
8月13日
野上峠入口ら辺で、ヘリコプターに乗せてくれる場所があった。
乗ってみる。
6分6000円。
硫黄山が一望できて最高の眺め。
ヘリの運転ならしてみたいなー!ヘリの免許とろーかなー
あははー
野上峠入口ら辺で、ヘリコプターに乗せてくれる場所があった。
乗ってみる。
6分6000円。
硫黄山が一望できて最高の眺め。
ヘリの運転ならしてみたいなー!ヘリの免許とろーかなー
あははー
居眠り運転
8月13日
屈斜路湖キャンプ場→斜里
走行距離:約60キロ
朝7時。平野さんからのメールを受けて、急いで知床方面へ向かう。北方領土が見える海沿いといえば、知床か根室か。蟹はよくわからないけど…。とりあえず、知床と根室を探してみないと。今日は昨日の疲れもあるので、距離は少し短めに、小清水までにしようと思ったんだけど、無理して斜里まで出た。朝早く出て、時間に余裕があったので、少しでも距離を伸ばしたかったのだ。
地理的には、来た方向へ逆戻りすることになった。こんなことなら、女満別から網走にむかった方がよかった…。でも、まあいい。フェ○チオ北海道が撮れたことだし。
さて、屈斜路から斜里までの道則には、野上峠という峠があり、それをまた越えなければいけないのだ。標高は400m弱なので、たいした峠ではないのだけど、できることなら上り坂は避けたい。連日の峠道のせいで、膝が割れるほどに痛むのだ。だけど、この道東という地域は、一帯が山に囲まれているので、地域をまたごうと思えば、峠にぶつかる。嫌でも山道を通らなきゃならない。平坦な道なら、景色が広くて風も心地良いので、まだ走れるのに。峠にはうんざり…
それでも、この苦痛な道程にささやかな楽しみを無理矢理みつけた。頂上を過ぎた後の下り坂。これ、サイコー。そう思い込む。斜面角度によっては、このボロ自転車でも、50キロ近くスピードがでるのだ。ジェットコースターにのってるみたい。スリル満点!本当に命を落とすかもしれないおまけつきだけど。
んで…今日はほんとにただ、走っただけ。
途中、寝不足のせいで、眠気が襲う。長く続く一本道の途中で、走りながら、うとうと…。一瞬、居眠り運転をしてしまった。危ない。私は過去に、自動車で居眠り運転をして、事故を起こしたことがある。夜中、疲れて車を運転していたら、眠気がきて、一瞬、瞼がとじた。その一瞬の隙に、中央分離帯にドカーン。車は廃車。オイラは奇跡的に無傷だった。でも、それ以来、恐くて車には乗れなくなった。
この日の自転車居眠り運転も、本当に危険。となりを走る車にはねられたら終わりだ。
そんなふらふらになりながらも、なんとか斜里までこぎつけた。
昨日のストレスで、気分がいらいらする。
早くひとりきりになりたい。誰とも話をしたくない。誰の顔も見たくない。完全に一人の空間がほしい。
斜里についたら、真っ先にホテルにチェックイン。温泉宿じゃなくて、バスルームがついた普通のホテル。ツインルームにひとりで泊まる。窮屈しなくていい。食事も今日はコンビニ。部屋で食べる。とにかく、誰とも顔を合わせたくない。
テレビをつけたら、小泉が映ってた。永田町がすごいことになっとるな。
早く寝たい。でも、その前に、ひとつやらなきゃいけないことがあったのだ。昨日、チャリダーTさんとエロ映像を撮ってしまったため、彼の年齢が確認できる身分証明証のコピーが必要になったのだ。それがないと、テープが作品に使えない。予め、住所と連絡先は控えておいたものの、年確はあの状態では取れなかった。大ポカしちゃった。年齢だけは押さえなければ。
本当はもう会いたくなかったけど、年確をとるために再び会うことに。
ちょうど、相手の方からメールがきた。斜里のキャンプ場に泊まっているとのこと。同じ場所だ。運がいい。身分証明証をコピーさせて欲しいというと、快くOKしてくれた。明日の朝、私のいるホテルまで来てくれるそうだ。年確だけコピーしたら、さっさとオサラバしたい。もう、たくさん。
にしても、カメラに映りたがる、出たがりな素人はサムい。しかも、エロ映像を収められてんのに、よく身分証明なんか渡すもんだ。わからん。こっちとしては都合がいいが。私、個人だったら絶対拒否するねー
というわけで、翌朝またTさんと会うことに。
約束だけ取り付けたら、後は寝るだけ。
逃げるように、寝る。
死にたい。
屈斜路湖キャンプ場→斜里
走行距離:約60キロ
朝7時。平野さんからのメールを受けて、急いで知床方面へ向かう。北方領土が見える海沿いといえば、知床か根室か。蟹はよくわからないけど…。とりあえず、知床と根室を探してみないと。今日は昨日の疲れもあるので、距離は少し短めに、小清水までにしようと思ったんだけど、無理して斜里まで出た。朝早く出て、時間に余裕があったので、少しでも距離を伸ばしたかったのだ。
地理的には、来た方向へ逆戻りすることになった。こんなことなら、女満別から網走にむかった方がよかった…。でも、まあいい。フェ○チオ北海道が撮れたことだし。
さて、屈斜路から斜里までの道則には、野上峠という峠があり、それをまた越えなければいけないのだ。標高は400m弱なので、たいした峠ではないのだけど、できることなら上り坂は避けたい。連日の峠道のせいで、膝が割れるほどに痛むのだ。だけど、この道東という地域は、一帯が山に囲まれているので、地域をまたごうと思えば、峠にぶつかる。嫌でも山道を通らなきゃならない。平坦な道なら、景色が広くて風も心地良いので、まだ走れるのに。峠にはうんざり…
それでも、この苦痛な道程にささやかな楽しみを無理矢理みつけた。頂上を過ぎた後の下り坂。これ、サイコー。そう思い込む。斜面角度によっては、このボロ自転車でも、50キロ近くスピードがでるのだ。ジェットコースターにのってるみたい。スリル満点!本当に命を落とすかもしれないおまけつきだけど。
んで…今日はほんとにただ、走っただけ。
途中、寝不足のせいで、眠気が襲う。長く続く一本道の途中で、走りながら、うとうと…。一瞬、居眠り運転をしてしまった。危ない。私は過去に、自動車で居眠り運転をして、事故を起こしたことがある。夜中、疲れて車を運転していたら、眠気がきて、一瞬、瞼がとじた。その一瞬の隙に、中央分離帯にドカーン。車は廃車。オイラは奇跡的に無傷だった。でも、それ以来、恐くて車には乗れなくなった。
この日の自転車居眠り運転も、本当に危険。となりを走る車にはねられたら終わりだ。
そんなふらふらになりながらも、なんとか斜里までこぎつけた。
昨日のストレスで、気分がいらいらする。
早くひとりきりになりたい。誰とも話をしたくない。誰の顔も見たくない。完全に一人の空間がほしい。
斜里についたら、真っ先にホテルにチェックイン。温泉宿じゃなくて、バスルームがついた普通のホテル。ツインルームにひとりで泊まる。窮屈しなくていい。食事も今日はコンビニ。部屋で食べる。とにかく、誰とも顔を合わせたくない。
テレビをつけたら、小泉が映ってた。永田町がすごいことになっとるな。
早く寝たい。でも、その前に、ひとつやらなきゃいけないことがあったのだ。昨日、チャリダーTさんとエロ映像を撮ってしまったため、彼の年齢が確認できる身分証明証のコピーが必要になったのだ。それがないと、テープが作品に使えない。予め、住所と連絡先は控えておいたものの、年確はあの状態では取れなかった。大ポカしちゃった。年齢だけは押さえなければ。
本当はもう会いたくなかったけど、年確をとるために再び会うことに。
ちょうど、相手の方からメールがきた。斜里のキャンプ場に泊まっているとのこと。同じ場所だ。運がいい。身分証明証をコピーさせて欲しいというと、快くOKしてくれた。明日の朝、私のいるホテルまで来てくれるそうだ。年確だけコピーしたら、さっさとオサラバしたい。もう、たくさん。
にしても、カメラに映りたがる、出たがりな素人はサムい。しかも、エロ映像を収められてんのに、よく身分証明なんか渡すもんだ。わからん。こっちとしては都合がいいが。私、個人だったら絶対拒否するねー
というわけで、翌朝またTさんと会うことに。
約束だけ取り付けたら、後は寝るだけ。
逃げるように、寝る。
死にたい。
美幌峠からフェ○チオまでの道の
8月12日
走行距離:約53キロ
女満別から屈斜路へ向かう道中で、男のチャリダーと出くわした。
向こうから声をかけてくれた。聞くと、美幌峠を越えて、屈斜路方面へ行くという。同じルートだ。
チャーンス!
連日、なにも出来ずに途方にくれていたオイラとしては、どうにかこれをネタにつなげたい。このネタをおとりに、平野さんから詳しいヒントを得よう。
だいたい、ヒントその2が「道東」って…
道東なのは、わかってんだってば!道東のどこよ!
さて、そのチャリダー、Tさんは、35才で妻子持ち。自転車で日本一周を目指すため、脱サラしたとか。北海道自転車ツーリングは初めてという、まだビギナーである。
風貌は、痩せてて真っ黒に日焼けしている。いわゆる、気の良いお兄ちゃんって感じの人。
向かう先が同じということで、並んで走ることに。Tさんは自転車の旅を思い切り満喫しているようで、旅について熱く語る。ウザくてしょうがない。苦手なタイプだ。
楽しそうに旅行の話をする彼を、てきとーにあしらう。「こんな景色、東京にいたら見られないですよネー」とか言って。ほんとは、んなもんどーだっていい。ネタにひっかけるためだけの獲物だ。
彼は行く先々のチャリダーとの交流を楽しみにしているらしく、出会って仲良くなったチャリダーとは、連絡先を交換しあっているらしい。こんなチャリダーを見た、とか、こんな旅人がいる、とかいう話をやたら私に聞かせてくれる。聞くだけでうんざりする。だけど、自分がネットワークを広げられない分、こうゆう人物をひとり捕まえておくと、なにかと使えそうだ。我慢して、話を聞くだけ聞いてやる。くだらない話だ。何が「旅人はいいよな〜」だ。ばっかみたい。私のことを、「心強い仲間ができてよかった!」とか言っていた。仲間?誰が?さみーんだよ。
んでも、必死で仲良くしているフリをする。狙った獲物を逃してたまるか。彼はテントをもっている。あわよくば入れてもらって、フェ○チオ一発。ざまーみろ。
で、計画通りにことは運んだ。
屈斜路へ向かう途中にある美幌峠で、私は峠道に負けて自転車を引きずって歩く。そんで、遅れをとる。(実際、強い向かい風と重たい荷物で、単純に前に進まなかったんだけど)。予想通り、彼は私の峠越えに付き合う。彼は先に走っていったが、頂上で私を待っていてくれて、それから、ふもとまで一緒に走る。ふもとのキャンプ場に着いた頃には、日が落ちかけていた。私は宿を決めていない。彼が心配して、あちこちの旅館に電話をしてくれたが、運よく、お盆休みのシーズンのせいで、どこも満室。困った表情を浮かべていたら、「俺のテント、二人ぐらいは入れるよ」。ほい、きた!あとはカンタン。「入れてくれる〜?」作戦成功。
一応、御礼として、キャンプ場代と、夕ごはんにカレーを作ってごちそうした。
彼は三日ぶりに風呂にも入って、その気満々なのがまるわかり。
で、同じテントに入って寝たわけだが、当然、寝袋は一個しかない。彼は私に寝袋を譲ってくれていたが、北海道の夜は冷える。ふたりでひとつの寝袋に包まることに。あとは向こうのチンポがいうこと聞かなくなったんで、こっちのもの。
「やりたい」
「撮らせてくれるならいいよ」
一丁あがり。
ただ、どうにか画は収めたものの、暗くてよく映っていない。小さい懐中電灯しかなかったので、それを体に当ててとったんだけど、ホラーみたいだ。チクショー!
溜まりに溜まった精子が大量に出た。
ことが済んだら、私はもう、さっさと帰りたかった。
だいたい、汚いキャンプ場で野宿!私のライフスタイルでは考えられない!一刻も早くここから出たい!テントなんて、何を好き好んでこんなもんで寝るのか。狭くて窮屈で、床はごつごつしてるし、寒いし暑いし!
「キャンプやテントも楽しいでしょ」って言われて、「うん、たのし〜」なんて答えたけど、んなわけねー!
満天の星空(天の川がはっきりみえた)も、大きな湖も、この苦痛でプラマイ・ゼロ!なんも感じない!早くここから出たい!こいつら全員キチガイじゃねーか!
朝がくるまで一睡もできなかった。となりで男は爆睡している。ひそかに、平野さんにメールする。
「隊長、フェ○チオ北海道成功しました。詳しいヒント、プリーズ!」
OK。ここまでやれば、平野さんはヒントをくれるはずだ。
空が明るくなったのと同時にテントを出る。ひとこと、「泊めてくれてありがとう」とだけ置き手紙を残して、キャンプ場を離れた。
すぐに平野さんから返事が来た。
「北方領土のみえる海側にいる。そこでしかとれない蟹がいるところ」
北方領土!?もうそんなところにいるの!?
てんで的が外れた!ぼやぼやしている暇はない。
知床へ向かって急ぐ。
走行距離:約53キロ
女満別から屈斜路へ向かう道中で、男のチャリダーと出くわした。
向こうから声をかけてくれた。聞くと、美幌峠を越えて、屈斜路方面へ行くという。同じルートだ。
チャーンス!
連日、なにも出来ずに途方にくれていたオイラとしては、どうにかこれをネタにつなげたい。このネタをおとりに、平野さんから詳しいヒントを得よう。
だいたい、ヒントその2が「道東」って…
道東なのは、わかってんだってば!道東のどこよ!
さて、そのチャリダー、Tさんは、35才で妻子持ち。自転車で日本一周を目指すため、脱サラしたとか。北海道自転車ツーリングは初めてという、まだビギナーである。
風貌は、痩せてて真っ黒に日焼けしている。いわゆる、気の良いお兄ちゃんって感じの人。
向かう先が同じということで、並んで走ることに。Tさんは自転車の旅を思い切り満喫しているようで、旅について熱く語る。ウザくてしょうがない。苦手なタイプだ。
楽しそうに旅行の話をする彼を、てきとーにあしらう。「こんな景色、東京にいたら見られないですよネー」とか言って。ほんとは、んなもんどーだっていい。ネタにひっかけるためだけの獲物だ。
彼は行く先々のチャリダーとの交流を楽しみにしているらしく、出会って仲良くなったチャリダーとは、連絡先を交換しあっているらしい。こんなチャリダーを見た、とか、こんな旅人がいる、とかいう話をやたら私に聞かせてくれる。聞くだけでうんざりする。だけど、自分がネットワークを広げられない分、こうゆう人物をひとり捕まえておくと、なにかと使えそうだ。我慢して、話を聞くだけ聞いてやる。くだらない話だ。何が「旅人はいいよな〜」だ。ばっかみたい。私のことを、「心強い仲間ができてよかった!」とか言っていた。仲間?誰が?さみーんだよ。
んでも、必死で仲良くしているフリをする。狙った獲物を逃してたまるか。彼はテントをもっている。あわよくば入れてもらって、フェ○チオ一発。ざまーみろ。
で、計画通りにことは運んだ。
屈斜路へ向かう途中にある美幌峠で、私は峠道に負けて自転車を引きずって歩く。そんで、遅れをとる。(実際、強い向かい風と重たい荷物で、単純に前に進まなかったんだけど)。予想通り、彼は私の峠越えに付き合う。彼は先に走っていったが、頂上で私を待っていてくれて、それから、ふもとまで一緒に走る。ふもとのキャンプ場に着いた頃には、日が落ちかけていた。私は宿を決めていない。彼が心配して、あちこちの旅館に電話をしてくれたが、運よく、お盆休みのシーズンのせいで、どこも満室。困った表情を浮かべていたら、「俺のテント、二人ぐらいは入れるよ」。ほい、きた!あとはカンタン。「入れてくれる〜?」作戦成功。
一応、御礼として、キャンプ場代と、夕ごはんにカレーを作ってごちそうした。
彼は三日ぶりに風呂にも入って、その気満々なのがまるわかり。
で、同じテントに入って寝たわけだが、当然、寝袋は一個しかない。彼は私に寝袋を譲ってくれていたが、北海道の夜は冷える。ふたりでひとつの寝袋に包まることに。あとは向こうのチンポがいうこと聞かなくなったんで、こっちのもの。
「やりたい」
「撮らせてくれるならいいよ」
一丁あがり。
ただ、どうにか画は収めたものの、暗くてよく映っていない。小さい懐中電灯しかなかったので、それを体に当ててとったんだけど、ホラーみたいだ。チクショー!
溜まりに溜まった精子が大量に出た。
ことが済んだら、私はもう、さっさと帰りたかった。
だいたい、汚いキャンプ場で野宿!私のライフスタイルでは考えられない!一刻も早くここから出たい!テントなんて、何を好き好んでこんなもんで寝るのか。狭くて窮屈で、床はごつごつしてるし、寒いし暑いし!
「キャンプやテントも楽しいでしょ」って言われて、「うん、たのし〜」なんて答えたけど、んなわけねー!
満天の星空(天の川がはっきりみえた)も、大きな湖も、この苦痛でプラマイ・ゼロ!なんも感じない!早くここから出たい!こいつら全員キチガイじゃねーか!
朝がくるまで一睡もできなかった。となりで男は爆睡している。ひそかに、平野さんにメールする。
「隊長、フェ○チオ北海道成功しました。詳しいヒント、プリーズ!」
OK。ここまでやれば、平野さんはヒントをくれるはずだ。
空が明るくなったのと同時にテントを出る。ひとこと、「泊めてくれてありがとう」とだけ置き手紙を残して、キャンプ場を離れた。
すぐに平野さんから返事が来た。
「北方領土のみえる海側にいる。そこでしかとれない蟹がいるところ」
北方領土!?もうそんなところにいるの!?
てんで的が外れた!ぼやぼやしている暇はない。
知床へ向かって急ぐ。













