フェ○チオ北海道

新人監督・苅谷文が、巨匠・平野勝之を追いかける期間限定ドキュメンタリー。

書き忘れ

30日のルート書き忘れた

女満別空港→サロマ湖道の駅

です

壊れてしまったすべての女の子たちへ

8月30日
走行距離:約80キロ

朝、答えは決まっていた。
女満別湖畔のホテルから再び女満別空港へ向かう。
航空券を払い戻した。今回、二度目。手数料1800円くらい引かれる。

平野さんには会わない。
好きな方へいこう。

昨日と同じ空港のレストランでパフェを食べる。ぼんやりと数時間そこにいた。好きな時に出発しよう。そう思って空港を出た頃は、15時近かかった。どこへ向かうかは気分に任せた。北へ向かっていた。

女満別から一気に網走まで出る。オホーツク海岸沿いを真っ直ぐ北へ。サイクリングロードを走る。林の中に自転車専用の道が続いているのだ。車が走っていないせいで安全だけど、その変わり、林に囲まれているので、虫が多い。蚊の大群に襲われたり、なんか小さい虫が目ん中に入ったり、口ん中に入ったりと、虫地獄。気が狂いそう。いや、もう狂ってる。
サイクリングロードを出て、再び238号線に入る。もう暗くなっていた。行く先は道が続くだけで何もない。意味がわからんかった。なんでこんなところを走るのかも、なんで北に行くのかも、なんで平野さんに会いたくなくなったのかも、意味がわからん。わからないので、走った。そのまま真っ直ぐ。238を真っ直ぐ行けば北に着く。
すっかり夜になった。でも、止まりたくなかった。走りたくもないが、止まりたくもないだけだった。ひたすら進む。宿を発見しても、素通りした。朝まで走ればいいや、と思っていた。
チャリダーの連中は今頃テントでおやすみしているだろう。平野さんも、もう寝ている時間。夜道を進むチャリダーなど誰もいない。そう、オイラは始めからチャリダーなんかじゃないんだ。チャリダーのルールなんか知らない。今、走りたいから走っている。それだけ。黒い景色の中に自転車のライトだけが白く浮いている。自分の体も見えない。どこを走っているのかもわからない。もう、なにもかもわからん。

眠気と疲労で倒れそうになりながら、随分長い距離を走行した。途中、道の駅(パーキング)でトイレ休憩を取った。サロマ湖道の駅に着いたようだった。時刻は22時を過ぎていた。車数台と、ライダーのテントひとつ、あと、トイレの床に寝袋に包まって横になっているライダーらしき男がいた。

眠気がピーク(なにせ、ゆうべは深夜4時に寝て8時に起きたのだ。殆ど寝ていない。)でこれ以上走れなかった。朝が来るまで走りたい気分だったが、ここに留まることにする。ちょうど大粒の雨も降ってきたので、留まっておいてよかった。あのまま走っていたらと思うと、ぞっとする。先は何もない真っ暗な道が続くだけなのだから。

で、とりあえず道の駅で寝てみることに。人生始まって以来の試練、野宿。しかもオイラはノーテント、ノー寝袋なのだ。マジもんの野宿っす。キャンプ場でテント張ってる奴らがあまっちょろく思える。寒いので合羽を着用し、風を防ぐ。売店用の椅子を拝借し、腰掛ける。座って寝るしかない。横になれる場所なんかないし、地べたに敷く用のシートも何も持っていないのだ。
そうだ、M君がいいものをくれたんだった。私の行く末を心配して、いざというときのためにと私に持たせてくれた数々のアイテムがある。そのひとつ、「レスキューシート」を取り出す。まさかこれを使うことになろうとは!これ、見た目はただの銀色のビニールの紙なのだが、体が包めるほどの大きさがあって、防寒用になる代物らしいのだ。薄さは普通のビニール袋くらい。ほんとに紙っ切れ。
公衆トイレで洗顔を済ませ(屈辱的なり…)、いざ、レスキューシートに包まって寝ようと試みる。が、当然、眠れない。外でなんか眠れるわけねーだろ!
んでも、レスキューシートはすごいよ!外は冬なみに冷えていたのに、これに包まると暖かいのだ!サウナスーツみたいな感じかな。ただの紙じゃないのね、すごいわ!大助かり!これがなかったら、死んでたわ。いや、言い過ぎね。死にはしないけど、間違いなく風邪ひいたわ。M君、私の健康をありがとう!

で、むりやり寝ようとしたが、結局、数分間眠っては起きての繰り返しで、断続的な睡眠となった。

5時には道の駅を出る。寝ていないせいで疲れが取れていない。関節が痛い。頭がズキズキする。でもまだいける。北へ急ごう。

ー31日へ続く

時差が

日記が遅れててスマンね。
とても長文を携帯の文字で打つじかんがないのさ。後でまとめてあっぷするから待っているように。

ちなみに、まだ北海道にいる。

30日に女満別を出てから、500キロ以上走ったぜ。ははは…

さて、オイラは今どこにいるんでショーか?

膝が痛いよーー
手首も痛い