おやすみ、東京

で、誰が今日、飛行機に乗るって?
そんな情報、わざわざ公開するわけなかろう。
旅中、オレを追いかけて張り込んでた連中、ご苦労であった。
気付いてないとでも思っているのかね。オイラはそうそう捕まらないぜ。
んでも、今回の旅のコンセプトは「追いかける」ということだったので、オイラを追いかけた奴は、それはそれで正しい楽しみ方なのかもしれない。
そう思ったので、最後まで「追いかける」を身をもって体感できるよう提供してあげました。
だけど、言っておくけどね、基本的には、リアルでそうゆうことしちゃダメですよ。こっちは虚構の中で遊んでるだけなので、キミらの現実と一緒にされちゃ、たまらんです。そうゆう分別はつけてね。マジで頼むわ。
当然だが、オイラは今日、飛行機には乗っていない。
嘘は嘘ですと、その都度書かなくてはな。なんてったって、ドキュメントだからな。うんうん。
そんなわけで、平野氏とは既に答え合わせをしてある。
なんと、今回、オイラは本人より長い距離を走っていたらしい。
平野氏の走行距離は、約1000キロ。オイラは約1600キロ。
ワオ!
そして、オイラの推理や、周りの人たちの平野分析が、てんで外れていたことが判明。
特に、平野氏と15年来の付き合いのある方からの助言を頂いていたのだが、その人の平野分析が大ハズレしていたことに笑った。
いやはや、ヒトがいかに先入観を持ってヒトをみているか、というのが身に染みてわかった瞬間でした。
本人のことは本人にしかわからんよ。
他人が考える他人というのは、虚像であって、実像とは結びつかないものだ。
当たり前のことなのに、今ごろ痛感。
もう、この先、人の噂というものを信じることはないだろう。
あと、オイラが全然日焼けしてないのに、みんな驚いてた。
自分自身では、確実に焼けたのがわかるんだけどね。
端から見ると変わってないみたいだ。
真っ白キープ!
めでたしめでたし、ということで。
で、今、オイラの部屋には、旅先から送り返していた荷物が放置されている。
「いざという時のため」と思い、揃えたアウトドア用品の数々…
今後、これらを使う日は訪れるのだろうか……
いや、人生は何が起こるかわからん。
オイラ自身、東京に出てきた当初は、まさかこんな旅をすることになろうとは、夢にも思ってもいなかったんだから。
売り飛ばそうとも思ったが、やはり「いざという時のため」に取って置くことにしよう。
さて、恐ろしい本数のテープを受け取ったところで、今はただ眠りたい。
明日からまた、モニター越しにこの旅を反芻する日々が続くのだ。
公開をお楽しみに。
―おわり―
